金与正は演習縮小に関心を示さず、首脳間の接触も「関知していない」
北朝鮮において強力な権力を持つとされる金与正は、国営メディアを通じて発表した声明の中で、韓国との合同軍事演習を縮小するというトランプの決定は、演習の「挑発的かつ攻撃的な性質」を変えるものではないと指摘した。
そして、米国大統領によるこの歩み寄りに北朝鮮政府は「いかなる関心も持っていない」と述べた。対話の推進に関して北朝鮮から「非常に前向きな」反応を得たとするトランプの発言について、金与正は両国首脳間の協議については「関知していない」と語った。その一方で、兄が過去にトランプと会談したことについて「良い記憶と感情」を抱いていることは認め、両者の関係は引き続き「極めて良好」だと述べた。
しかしながら彼女は、「朝米首脳間の極めて良好な関係とは無関係に、国家の安全保障を脅かす勢力を抑止するために我々が講じている主権的な措置は、完全に合理的で適切、かつ必要なものだ」と述べた。
トランプが演習費用を問題視、国防総省に大幅縮小を指示
トランプは16日、トゥルース・ソーシャルへの投稿で、米国が韓国との合同軍事演習を実施していることに対し不満を表明していた。トランプは「金正恩との非常に良好な関係」をアピールしつつ、演習にかかる多額の費用に苦言を呈し、演習が「完全に不適切で敵対的な」シグナルを送っているという北朝鮮の主張に同調した。また、自身の大統領任期中、北朝鮮は米国に対して「脅威を与えず、敬意を払ってきた」と主張し、演習を完全に取りやめるには遅すぎるとしつつも、国防総省に対してはその「大幅な縮小」を命じたと述べていた。
韓国による推定は核弾頭80〜120発、57発を大きく上回る
韓国の国防部長官を務める安圭伯は、北朝鮮の核戦力について異なる見解を示している。彼は同国の議員らに対し、韓国政府は北朝鮮が80発から120発の核弾頭を保有しているとみていると語り、正確な数を把握するのは困難だと付け加えた。この数字は、トランプが示した57発という数値を大きく上回っている。


