今年も各地で災害が起きている。熊本の地震と千葉の豪雨では、いまも生活の立て直しが続く。備えの必要性は繰り返し語られるが、実際に避難訓練へ足を運んだ人はどれだけいるのだろうか。
マーケティングリサーチのクロス・マーケティングが、全国20〜79歳の男女3000名を対象に実施した調査から、備えの現在地が見えてくる。
必要性の認識と参加実態の隔たり
災害に対する家庭内の備えができていないと答えた人は74%で、昨年と同じ水準だった。20〜40代では「全くできていない」が3割台に達する。

ただし、関心が薄いから進んでいないわけではない。避難訓練が必要だと思う人は「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせて69%に達し、どの世代でも6割を超える。ところが直近1年に避難訓練へ参加した人は、地域で11%にとどまり、働いている人に限っても勤務先の訓練に参加したのは26%だった。

日頃の防災対策として防火防災訓練や避難訓練に参加するようにしていると答えた人に至っては9%で、必要性はほぼ共有されているのに、習慣として足を運んでいる人はごくわずかなのだ。



