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2026.08.21 07:30

ナイキ株が12年ぶり安値に下落、ブラックベリーの二の舞を避ける条件

wachiwit - stock.adobe.com

復活の実績を示さなければならない

価格が変動したため、7月時点から筆者のスタンスも変化した。ナイキ株は、「復活は本物かもしれないが、バリュエーションを吟味する必要がある」と書いた当時よりも、12年ぶりの安値にある現在のほうがはるかに興味深く映る。より有利な価格を望んでいたところ、市場は確かにそれを提供してくれた。しかし、価格が下がったからといってリスクが消え去ったと思い込むつもりはない。

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ヒルCEOには時間を与えるべきだ。彼は何が間違っていたのかをよく理解しているようで、ナイキには再建途上にある大半の企業が切望するような強みが依然として残っている。資金力、グローバルな流通網、一流アスリートとの関係性を有し、史上最も広く知られたブランドの一つだ。さらに、ヒルが経営陣の刷新を進めるなか、デビッド・デントンを最高財務責任者(CFO)に迎えた。活用できる要素は十分に揃っている。

今、筆者が重視する証拠は極めて基本的なものだ。新製品がただ華々しく発売されるだけでなく、市場シェアを獲得していく様子が見たい。人々が再びナイキを選ぶことで、中国事業が改善すること。卸売チャネルにおいては、単に商品の入手可能性が向上するだけでなく、最終的な販売消化(セルスルー)が強化され、定価での需要がより健全な形で示されることだ。

もしこれらが実現すれば、現在の株価水準にあるナイキ株は非常に魅力的なものになり始める。そうでなければ、かつてナイキにどれほどの価値があったかを振り返ったところで、ほとんど意味はない。だからこそ、筆者はブラックベリーの例に立ち戻り続ける。ナイキが同じ道を歩むと予想しているからではなく、圧倒的な優位性を誇る企業であっても、事業の根底にある何かが揺らぎ始めてから長い間、有名であり続けることができるからだ。

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ブラックベリーは、ナイキの未来予測ではない。警告なのだ。7月にナイキについて書いた際、筆者は関心を深める前にもう少しバリュエーションが下がることを望んでいた。それは実現した。今度はナイキが、株価とともにその「経済的な堀(モート)」まで崩壊してはいないことを、筆者に証明しなければならない。

forbes.com 原文

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