音楽

2026.08.29 10:30

世界中のチャートを席巻する豪日音楽プロデューサー(Taka Perry)::30UNDER30

Taka Perry|音楽プロデューサー、作曲家、エンジニア

Taka Perry|音楽プロデューサー、作曲家、エンジニア

Forbes JAPAN 2026年10月号は、Forbes JAPAN 2026年10月号は、日本発「世界を変える30歳未満」30人「30 UNDER 30」を特集。

30歳未満の次世代をけん引する若い才能に光を当てるアワードで、米『Forbes』が11年より開催し、世界的に注力している企画だ。『Forbes JAPAN』でも18年から8年間で総計330人を選出してきた。今年の受賞者も、AI革命の真っただなかで先頭に立ち、想像力、知性、そして並外れたグリット(やり抜く力)をもって、「自分が思うより良い未来」を目指す30人。彼ら彼女らがつくる「 新しい社会、新しい経済」から見えてくるものこそが、日本の未来の希望になるーー。

今年の「30 UNDER 30」受賞者のひとりが、音楽プロデューサーのTaka Perryだ。KATSEYEの「Touch」など手がけた作品群は10億回以上のストリーミング再生数を誇る。グローバルな視野を生かして、J-POPの価値を世界に発信する音楽プロデューサーだ。


世界的に活躍する27歳の音楽プロデューサー、Taka Perry。2018年には、オーストラリア出身アーティスト・Ruelの代表曲「Younger」のプロデュースに携わり、史上最年少での「ARIAミュージック・アワード」Breakthrough Artist賞受賞という快挙に貢献した。24年には友人と制作した楽曲が、世界最大級の音楽フェス「コーチェラ」にも出演したグローバルガール
ズグループ・KATSEYEの2ndシングル「Touch」に抜てき。同曲は、「Billboard Global 200」にチャートインするほどのグローバルヒットになった。

過去の「30 UNDER 30」受賞者であるAyumu ImazuやBE:FIRSTのメンバーとAile The ShotaによるユニットShowMinorSavageのフィーチャリングなど、国内アーティストの楽曲においても重要な役割を担っている。現在、日本の音楽業界では海外市場の開拓が大きな課題となっているが、Taka Perryは日本の音楽をグローバル基準へと押し上げるキーパーソンだ。

洋楽と邦楽の境目で

Taka Perryには、ユニークなバックグラウンドがある。アメリカ人の父と日本人の母のもと、オーストラリア・キャンベラで生まれ育った。小学校時代は毎年約2カ月間、母親の実家がある仙台の学校へ通っていた。そのころから曲づくりに興味をもち、自宅のパソコンに入っていた「GarageBand」(無料の楽曲制作ソフト)を触るようになる。中学生になるとギターやベースを習い、友人とバンドを結成。朝4時ごろに起床し曲をつくってから登校する日々を送った。当時よく聴いていたのは洋楽に加え、ASIAN KUNG-FUGENERATION、ONE OK ROCK、coldrainなどの邦楽だった。

17歳で、初の楽曲出版契約を獲得。高校卒業後はシドニーを拠点に、世界各国のアーティストやクリエイターと楽曲制作を重ねてきた。そして25年、「洋楽と邦楽の境目に存在しているクリエイター」というアイデンティティを生かすべく、拠点を日本へと移す決断をした。

世界を変えうる30歳未満にフォーカスする企画「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」、9年目となる今年も30人の受賞者を選出。これからの未来をつくる彼ら・彼女らが描く「希望」と「新しい未来」へ、ようこそ!

【30 UNDER 30 特集号が現在発売中 / 受賞者一覧を特設サイトにて公開中

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文=矢島由佳子 写真=帆足宗洋(AVGVST)スタイリング=鹿野巧真 ヘアメイク=ミカミヤスヒロ

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