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2026.08.25 16:00

キャリアの主導権を個人へ──中長期を見据え若手人材の可能性を引き出す「CAREER SUMMIT 2026」

終身雇用の形骸化やJOB型雇用の浸透、AI技術の劇的な進化に伴い、個人の「自律型キャリア」の確立が不可欠な時代を迎えている。こうした背景のもと、若手ハイエンド人材を中心にキャリア支援を行う、アサイン主催のキャリアイベント『CAREER SUMMIT 2026』が7月に開催された。中長期的な視点で「自らのキャリアをいかに設計するか」を深く思索する場として設計された同イベントの模様をレポートする。


2026年7月、TAKANAWA GATEWAY Convention Centerにて『CAREER SUMMIT 2026 supported by ASSIGN』が開催された。週末の開催であったにもかかわらず、2000人を超える申し込みがあり、当日会場には800人を超える参加者が足を運び、昨年に引き続き、自身の可能性に挑む多くの若手ハイエンド人材が集結した。

本イベントは「5年後のキャリアに、戦略はあるか」と題し、リアルな一次情報に触れながら自身のキャリアプランを見つめ直し、考える場としてエグゼクティブによる講義やエージェントとのキャリアプラン相談会など複数のコンテンツと空間を展開。激変するビジネス環境のなかで、5年後、10年後の未来に向けた確かな戦略を手に入れるための明確な道しるべを指し示す。

キャリア実現のためには「思考とアップデートの継続」が必要

会場入口でまず目を奪われるのが、職種別のキャリアステップを可視化した全長約9mの超大型ボード「CAREER PLAN MAP」だ。具体的な成長プロセス、必要な経験やスキルをまとめた資料と共に展示され、来場者は足を止め、自らの現在地と将来の選択肢を照らし合わせる。

全長約9mの超大型ボード「CAREER PLAN MAP」
全長約9mの超大型ボード「CAREER PLAN MAP」

 さらに、別室では「キャリアプラン相談会」を実施。アサインのエージェントによる1対1のキャリア相談を行えるとあって、常に賑わいを見せていた。会場内には有名企業が採用ブースを出展し、参加者と熱気ある対話を交わす。

「キャリアプラン相談会」の受付。エージェントを指名して相談を受けることができる。
「キャリアプラン相談会」の受付。エージェントを指名して相談を受けることができる。

本イベントの立ち上げと開催意義について、アサイン イベント責任者の三辻宏弥が説明する。

「働き方の多様化に伴い、キャリアのオーナーシップは自分自身にあるという意識は高まっています。しかし、中長期のキャリアプランを具体的にどう描くべきか、どのように選択をしていくべきか悩む方は少なくありません。だからこそ、自身の未来を客観的に可視化し、思考を深める場として本イベントを用意しました。転職後も年1回この場所に立ち戻り、自身のキャリアをアップデートし続けてもらえればと思います。

その想いから、新規の参加者だけでなく、過去にアサインを通じてキャリアの転機を迎えた人々にも来場してもらっています。点ではなく線でキャリアを捉え、中長期で伴走する。アサインのキャリア支援をより多くの方に体感していただき、信頼できるパートナーとして、皆様の思考とアップデートを継続的に支えていきたいと考えています」(アサイン・三辻)

キャリアにおいて年代ごとに意識すべき軸

イベントの口火を切ったオープニングセッションでは、「これからの時代のキャリア戦略を考える」をテーマに、アサイン執行役員の安達飛希が登壇。

安達は冒頭、数多くの若手人材の成長に伴走してきた経験から、「キャリアを自ら切り拓いている人物には明確な共通点がある」と指摘する。それは、目の前の仕事に全力を注ぐだけに留まらず、「将来どのようなことに挑戦したいのか、そのために今何に取り組むべきなのか」という目的意識を常にもち続けている点だという。

そして、雇用環境の変化や急速な技術進化といった世の中の構造変化を踏まえたうえで、年代ごとに意識すべきキャリア構築の軸を次のように提示した。

25歳:大きな方針を定め、キャリアの可能性を模索する。
30歳:やりたい領域を特定し、その環境に身を置いて自身の強みと軸を固める。
35歳:対外的に通用する実績が必要になるため、実績を意識したマイルストーンを置く。
40歳:自分の力を最大限発揮できる場所を選び、周囲や次世代へと価値を還元していく。

また、安達は現状の延長線上で考える「フォーキャスト(積み上げ型)」の思考だけでなく、なりたい未来像から逆算して今やるべきことを定義する「バックキャスト(逆算型)」の重要性も説き、最後に、次の言葉でセッションを締めくくった。

「多くのキャリアに関わってきたなかで感じるのは、信頼できるパートナーとの会話を通じて、自分自身の潜在的な価値観や可能性に気づくケースが非常に多いということです。知らない選択肢を選ぶことはできません。一人で悩むのではなく、客観的な対話を通して未来を描くプロセスこそが、時代に左右されない強固なキャリアづくりの第一歩となります」(アサイン・安達)

安達 飛希 ASSIGN 執行役員
安達 飛希 ASSIGN 執行役員 

先人たちの足跡に学ぶ、自己との対話

続いて行われたエグゼクティブセッションやサイドイベントでは、日本を代表する企業やスタートアップのトップランナーが登壇。特にエグゼクティブセッションでは、人事、エンジニア、マーケター、セールスという4つの領域で第一線を走るリーダーたちが名を連ねる。

人事ではサイバーエージェント常務執行役員CHOの曽山哲人、エンジニアではアマゾン ウェブ サービス ジャパン執行役員 パブリックセクター技術統括本部長の瀧澤与一、マーケターとしてセールスフォース・ジャパン専務執行役員チーフ・マーケティング・オフィサーの鈴木祥子、セールスではLINEヤフー 上級執行役員コーポレートビジネスドメインリードの池端由基といった顔ぶれが、それぞれのステージで知見を語り尽くす。

各登壇者は自らの経歴や決断の裏側にあるリアルなキャリア戦略を語り、参加者一人ひとりに「自分自身のキャリアとの対話」を促した。

いずれのセッションにおいても、単なる成功体験の聴講にとどまらず、「自らの意思決定の軸をどこに置くか」という本質的な問いが投げかけられた。それに応えるように、質疑応答の時間には参加者から絶え間なく質問が寄せられ、会場では密度の高い対話と深い思考の時間が共有された。

若手の未来を拓く企業を称える『CAREER LEADERSHIP AWARD 2026』

イベントのハイライトとして、次世代人材のキャリア形成に優れた環境を提供する企業を表彰する『CAREER LEADERSHIP AWARD 2026』授賞式も開催された。若手ハイエンドを対象として、社内での成長機会の豊富さ、多様なロールモデルの存在などを多角的に評価し、社員一人ひとりのキャリア構築を支える組織を選出する本アワードには、「Forbes JAPAN」もメディアパートナーとして参画。真剣にキャリアに向き合う人々や企業にとって、重要な指標となることを目指している。

今回の受賞企業は以下の通り。

【CAREER LEADERSHIP AWARD 2026 受賞企業】
[1位] セレブリックス
[2位] 三菱UFJインフォメーションテクノロジー
[入賞(順不同)] エス・エム・エス、ULSコンサルティング、ラクス

上位に選出された企業群に共通するのは、社員のキャリア形成に対して、積極的な姿勢だ。JOB型雇用の導入など、労働環境が目まぐるしく変化する中で、企業主導の画一的なキャリアパスを提示するのではなく、社員一人ひとりの意志を尊重し、自律的なキャリア構築を後押ししている姿勢が高く評価された。

「CAREER LEADERSHIP AWARD 2026」受賞企業の顔ぶれ。
「CAREER LEADERSHIP AWARD 2026」受賞企業の顔ぶれ。

本アワード選出委員会代表を務めるアサインの長谷川翔は、受賞企業への祝意とともにアワードの意義を語った。

「かつてのように終身雇用を前提とした年功序列のキャリア形成から脱却し、若手のキャリア観は大きく変化しています。自らのスキルを磨き、主体的に挑戦できる環境こそが求められているのです。本日受賞された企業様は、若手人材の可能性に真正面から向き合い、多様な機会とロールモデルを提供されている素晴らしい組織ばかりです。こうした企業の取り組みを社会に広く提示していくことで、日本全体のキャリア形成を支援していきたいと考えております」(アサイン・長谷川)

本アワード選出委員会代表を務めたアサイン シニアエージェントの長谷川 翔
本アワード選出委員会代表を務めたアサイン シニアエージェントの長谷川 翔

『CAREER SUMMIT 2026』が示したキャリア指針

不確実性が増す時代において、「個人がいかにキャリアの主導権を握り続けるか」と向き合った『CAREER SUMMIT 2026 supported by ASSIGN』。イベントを通じて示されたのは、自身の現在地を知り、バックキャストで目標を見定め、継続的にキャリアをアップデートしていく重要性だ。この姿勢は、これからの時代を生き抜くすべてのビジネスリーダーにとって確固たる指針となるはずだ。

ASSIGN
https://assign-inc.com/

Promoted by ASSIGN|text by Michi Sugawara|photographs by Masahiro Miki|edited by Akio Takashiro