この画像はAIが作ったものではないか。そう思いながらスクロールを続けた経験は、もう珍しくないだろう。では人はいったい何を手がかりにそれを見分け、見抜いたあとにどう振る舞っているのだろうか。
広報PR支援のレイクルーが、20代〜50代の男女1360人を対象に実施した調査が、その受け止め方を浮かび上がらせた。
見分ける手がかりはラベルより違和感
Webやアプリ上でAI生成と思われるコンテンツを週に数回以上見かける人は49.5%と半数近くにのぼる。見かけるものの上位は画像・イラスト(68.9%)、動画・アニメーション(56.8%)で、まず目に入っているのは視覚的なコンテンツだ。
では何をもってAI生成だと判断しているのか。月に数回以上見かける人に絞って尋ねると、最も多かったのは独特な見た目や雰囲気(65.6%)で、言い回しの不自然さ(47.7%)、手や背景など描写の歪み(35.5%)が続く。一方、「AI生成」ラベルやタグの表示は41.0%で、上位2つを下回った。作り手が示す表示より、受け手が感じ取る違和感のほうが先に来ていることになる。

抵抗感と納得感が並ぶ反応
AI生成コンテンツへの違和感は、そのまま拒絶に結びついているわけではない。興味をもったコンテンツがAI生成だと分かったときに抱く感情は、「便利な反面、素直に受け入れられない複雑な思い」(30.8%)と「AIが作ったということへの抵抗感」(30.5%)が並ぶ。
ただ、「技術の進歩に対する驚きや感心」(28.0%)、「情報が有益であれば問題ないという納得感」(26.8%)がこれに肉薄している。「特に何も感じない」も16.9%あり、AIが作ったという事実そのものが一様に退けられているとは言いにくい。




