心療内科・精神科は前年を上回る
診療科別で特徴的な動きを見せたのが、心療内科・精神科だ。2026年1~3月の開業数は52件で、前年同期の41件から11件増加。主要診療科のなかでは唯一、前年を上回った。開業数の順位も前年の6位から4位へ上昇している。
また、皮膚科は前年とほぼ変わらない53件だった。歯科診療所や内科をはじめ、多くの診療科で開業数が減るなか、心療内科・精神科と皮膚科は異なる動きを見せた。

なお、今回の調査は開業件数を分析したものであり、心療内科・精神科の開業増加と医療ニーズとの因果関係までを示したものではない。
4月以降の動向にも注目
今回の調査で明らかになったのは、2026年初頭に病院・診療所の新規開業が大幅に減ったという事実だ。ただ、この減少が一時的な「様子見」なのか、それとも医療施設の新規開業を取り巻く環境そのものが変化しているのかは、現時点ではわからない。4月以降の開業動向を追うことで、いま医療業界で何が起きているのか、その輪郭がさらに見えてくるのかもしれない。


