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2026.08.19 11:00

グーグルが破綻企業のデジタル遺産で購入へ、1億通のメールがAIの学習材料に

ebecca Noble/Getty Images

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グーグルは、経営破綻したスピリット航空の膨大なビジネスデータを1000万ドル(約15億9000万円)で買い取ることに合意した。企業が経営破綻し、AI企業がその内部データを取得した際、プライバシーがどのように扱われるのかという懸念の声が上がっている。

8月14日に提出された裁判資料によると、グーグルは破綻したスピリット航空の内部データに対する入札競争で他のAI企業に勝利した。

グーグルの広報担当者はフォーブス宛てのEメールで、スピリット航空から得られる「エンタープライズ・データセット」が「当社の製品およびAIモデルの改善に役立つ」ことを期待していると述べた。

裁判資料によると、このデータには約1億件の社内Eメールに加え、17万5000件以上の従業員の記録、5億件に上るMicrosoft Teams上のメッセージなどが含まれているという。

本件では、裁判所が任命した第三者のオンブズマンが「匿名化(非識別化)」と呼ばれるプロセスを監督する。これは、データが個人と結びつかないように「合理的な措置」を講じることを義務付けるものだ。

「このデータセットから個人情報を受け取ることはない」と、グーグルの広報担当者はフォーブスに語っている。

このデータ売却を承認するかどうかは、8月19日の審問で米連邦破産裁判所の裁判官が決定する。

破産後もスピリット航空の客室乗務員5500人以上を代表する客室乗務員組合(AFA-CWA)のサラ・ネルソン国際会長は、フォーブスに対する声明の中で、「これはとんでもないことだ! 売却されるべきではないデータを買い取ろうとするグーグルの試みに対し、我々は裁判所に異議を申し立てる」と述べた。

専門家とAIトレーニングプロジェクトを結びつける企業メルコアはこのデータに750万ドル(約11億9300万円)を提示したものの、落札には至らなかった。メルコアは自力で世界最年少でビリオネアとなった人物たちによって設立された企業だ。

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翻訳=江津拓哉

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