ドナルド・トランプ大統領は米国時間8月18日、ホルムズ海峡を「米国の新しい領土」と宣言する地図の画像を投稿した。一方、イランはこの数時間前、米国との60日間の交渉期間が期限切れとなったことを受けてホルムズ海峡の封鎖を継続すると発表していた。
トランプは18日朝、トゥルース・ソーシャルに同海峡の画像を投稿した。この画像ではイランとオマーンおよびアラブ首長国連邦(UAE)の一部を隔てる水路が丸で囲まれており、前後の文脈を一切添えることなく「米国の新しい領土」と記されていた。
ここ数日間、トランプは同様の発言を何度も繰り返している。14日にロングアイランドで行われた警察官向けの演説でも同じ宣言をしたほか、17日にはホワイトハウスで記者団に対し、「それは素晴らしいアイデアだと思う」と語っていた。
イランのカゼム・ガリババディ外務次官はXにペルシャ語で投稿し、この地図画像は「妄想」であり、トランプを「妄想にとりつかれた男」だと呼んで非難した。さらに、この妄想は「正される」ことになると警告している。
トランプがこの地図を投稿する数時間前、イランの指導者らは、交渉において米国側が大きな譲歩をしない限り、ホルムズ海峡の封鎖を継続すると述べていた。イランのモハンマドバゲル・ガリバフ国会議長の発言によると、この要求にはイランの港湾に対する封鎖の解除、凍結されたイラン資産の解放、石油制裁の撤廃、そして「あらゆる戦線」における軍事行動の停止が含まれている。
地図の投稿直後、トランプは新たな投稿の中で、「イラン・イスラム共和国との間には、進行中あるいは予定されている対話や会話は一切ない」と主張し、ホルムズ海峡は現在「開放され、稼働して」おり、「すべての機雷は撤去または爆破処理された」と強調した。
トランプは17日、記者団に対し「あの海峡を領土と宣言するアイデアが気に入っている」と語った。「我々はホルムズ海峡を完全に掌握している。彼らは厄介者となって水中に機雷を仕掛けることができるし、10億ドル規模の船に機雷を仕掛けられるのは誰も好まない。しかし、封鎖は非常に効果を上げている」
彼はさらに、「我々は週に数百万バレルの原油を運び出している」と述べ、「原油価格は下落しており、我々が現在よりもはるかに思い切った行動に出ない限り、今後も下がり続けるだろう」と主張した。しかし、18日朝の時点で北海ブレント原油先物は1バレルあたり91ドルを超えて取引されており、7月以来の高値をつけている。



