(6)ライブ配信中も直接顧客との関係を築く
TikTokで成功するには、アマゾンで通用してきたのとはまったく別の技能が要るとも出店者たちは語る。TikTokはアマゾンに比べ、消費者と直接やり取りする度合いがはるかに大きいからだ。
Real Men Apparel Company(リアル・メン・アパレル・カンパニー)は、TikTok Shopで自社の下着ブランドを積極的に売り込んでいる。同社CEOのジャレッド・モーテンセンは「TikTokでは顧客とやり取りできる。とくにライブ配信でそれができる」と話す。
「顧客と実際に関係を築ける。アマゾンではそれができない。アマゾンには壁がある。アマゾンは買い手を自社の顧客とみなしていて、当社は単なる供給元でしかない」。
(7)恥ずかしさを捨てて撮る、とにかく撮って投稿し始める
モーテンセンは2023年からTikTok Shopで販売を続けている。社員や提携するクリエイターに払う予算がないなら、恥をかくことを恐れず、とにかく撮って投稿し始めるのが最善だと言う。
「当社の動画は5〜15秒で、普通のスマホで撮っただけ」
「投稿を怖がるな、そして飾らずにいけ。それだけは言っておきたい」とモーテンセンは付け加える。「スマートフォンで撮った文字通り15秒の動画が、驚くような結果を出すこともある。当社の動画はほとんどが5〜15秒で、普通のスマートフォンで撮っただけだ。カメラに映ることも怖がらなくていい。顧客はブランドの持ち主とのつながりを感じたがっている」。
モーテンセンは、かつてTikTok向けの高品質な動画に2万ドル(316万円)を投じたことがあると明かす。その動画広告は成果が出ず、はるかに安く手早く作った動画のほうが、ずっとよい成績を残した。
「マネキンを相手にぐるぐる踊り回る姿を携帯電話で撮った15秒動画のほうが、2万ドル(316万円)をかけた高品質な動画よりも多くの商品を売った」とモーテンセンは言う。


