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2026.09.02 17:00

長続きするカップルが実践する「上手なけんか」3つのポイント

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学術誌『Current Opinion in Psychology』に2017年に掲載された研究が強調しているように、対立の最中に効果的なコミュニケーションを見極めることは問題を解決し、関係の満足度を維持するうえで極めて重要だ。何が自分を悩ませているのかを明確に伝えるといった直接的なコミュニケーションは間接的、受動攻撃的、あるいは過度に婉曲的なアプローチよりも長期的に問題を改善するうえではるかに効果的な傾向がある。

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この意味で、健全な対立ではカップルは明確なコミュニケーションを練習することになる。自分がどう感じ、何を必要とし、具体的に何を変える必要があるかを慎重に言葉にして伝える必要があるからだ。そしてこうした会話はたいてい重要な局面で行われるため、リアルタイムのコミュニケーション訓練にもなる。この訓練は日常のやり取りにも生かされ、普段のちょっとした誤解を防ぐのにも役立つ。

2. 憤りをため込まない

週末の過ごし方を決めようとしているカップルを想像してみよう。一方は家族に会いに行きたいが、もう一方は家で静かに過ごしたいと思っている。

1つのパターンでは、意見の違いによってはっきりと感じ取れるほどの緊張が生じる。一方が折れるが、感情的に距離を置き、家族を訪ねている間も消極的なコメントを少しする。もう一方は緊張を感じ取るが、何が問題なのかを完全には理解できない。何も解決されない。問題はただ水面下に潜り、後のけんかで必然的に攻撃材料として持ち出されるまでくすぶり続ける。

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より建設的なパターンでは、意見の食い違いについて率直に話し合う。一方が「家族との時間を大切にしたいのはわかっているけど、今週は本当に疲れる1週間で、ゆっくり休みたいと思っていた。妥協案を見つけられないだろうか」と言う。するともう一方は、「それももっともだ。今回は私1人で行くか、次の週末に2人で行くことにしてもいいかもしれない」と応じる。

状況そのものは変わっていない。2人の希望が異なっていることに変わりはない。だが感情的な結果は全く異なる。最初のシナリオでは、2人とも不満を抱えたまま物別れに終わる。2つ目のシナリオでは、たとえ当初望んでいた通りの結果にはならなかったとしてもお互いが自分の気持ちを考慮してもらえたと感じる。

学術誌『Journal of Personality and Social Psychology』に掲載された研究は、この違いの重要性を示している。具体的には、相手に理解されていないと感じると対立によって関係は傷つくと著者らは論じている。だが相手が自分の話に耳を傾け、理解しようとしていると感じられる場合、難しい会話であっても関係満足度を低下させる可能性は低くなる。

ここが憤りが溜め込まれるか、解消されるかの分かれ目だ。懸念を口にせずにいたり、自分の視点をより深く理解するよう促さない形で表現したりすると、憤りはたまっていく。問題を直接、そしてある程度の思いやりをもって話し合うことでカップルはその不満が爆発して対処がはるかに困難になる前に憤りを解消できる。

次ページ > 3. 互いのニーズを理解している

翻訳=溝口慈子

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