猛暑日にハンディファンを使いすぎると、かえって熱中症リスクを高めるという事実を知らない人が約7割。エアコン代を節約しようと冷感グッズを買いすぎて足が出た人が約2割。暑さで人は合理的な判断ができなくなるのか、そんなちょっと怖くて可笑しい調査結果が報告された。
独自のテクノロジーを活用して電力消費の最適化を提案する電力小売事業「Looopでんき」の運営などを行うLooop(ループ)は、熱中症リスクへの不安と電気代の節約の間で葛藤する人たちが多いことを受け、全国の男女1100人を対象に、暑さ対策に関する調査を行った。

電気代節約のためにエアコンの使用を制限するとなると、それに代わる冷却方法が求められるが、その代表選手として、いまや「夏のマストアイテム」となったハンディファンがある。しかし、ハンディファンには重大な注意点があった。ハンディファンの製造販売を行うリズムによれば、猛暑日の高温下でハンディファンを使うと、身体に熱風を吹き付けることになり、汗が急速に蒸発し、脱水や体温上昇を引き起こす。それが熱中症につながる恐れがあるというのだ。

対策としては、風が当たる身体の部分にスプレーボトルで水を吹き付ける、または濡れタオルを併用するとよいとのこと。この事実を知らなかった人が、じつに66.1パーセントにのぼった。ハンディファンを使う人は、十分に気をつけてほしい。
もうひとつ、この調査でわかった驚くべき事実がある。これも、エアコン以外の暑さ対策グッズに関することだ。暑さ対策グッズを購入する理由を尋ねると、熱中症のリスクを避けるためや、屋外やエアコンのない場所での活動を快適にするためが多かったが、エアコンの使用を控えて電気代を節約する、またはエアコンの設定温度を高く設定し電気代を抑えるため、という理由も多かった。

ところが、エアコンの電気代を節約しようと暑さ対策グッズをあれこれ買いすぎて、「じつはエアコンを普通に使っていたほうが安上がりだった」と矛盾を感じている人が18.8パーセントもいることがわかった。また20.9パーセントの人は、そうしたグッズや家電だけでは暑さを我慢しきれないと感じていることも判明した。こうした矛盾や疑問を感じた人はあわせて39.7パーセント。

それに対して、暑さ対策グッズのおかげで電気代が浮いて元が取れた、エアコンを我慢することのストレスが減ったとポジティブに感じている人は、あわせて22.2パーセント。矛盾疑問グループには及ばなかった。
冷感グッズには、ひんやり感じるだけで体温を下げる効果がないものもあり、使い方には注意が必要だ。ともかく、わずかな電気代の節約に命を懸けるのは本末転倒。エアコンを我慢するのはやめたほうがいい。
出典:Looop 【「暑さ対策」に関する調査】猛暑日のハンディファン使用、6割超が「熱中症リスク高まる場合がある」と知らず



