化粧品を選ぶとき、AIに聞いてから買う人が増えている。では、その答えはそのまま買い物かごに入っているのだろうか。
美容系ポータルサイトを運営するアイスタイルと、マーケティングリサーチの電通マクロミルインサイトが全国の15〜59歳男女1300人を対象に実施した調査から、その距離が見えてきた。
クチコミに入り込んだAIという言葉
クチコミサイトに投稿された文章を分析すると、AIというワードの出現率は前年同月比で4.3倍に伸びていた。広告やインフルエンサーといった、これまで美容の情報環境を語ってきた言葉に肉薄する水準にある。

ところが、購買のどの段階でAIを使っているかを見ると様子が変わる。利用率が最も高いZ世代でも、知るきっかけとなる情報源として挙げたのは15.9%、比較・検討の段階では12.6%、決定・購入では9.5%まで落ちる。
ミレニアル世代も10.0%から7.9%へと下がり、決定・購入の場面で大人世代がAIを挙げた割合は4.9%にとどまった。言葉としては急速に広まりながら、買うかどうかを決める場面での出番は限られていることがうかがえる。




