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2026.08.19 07:30

ブロードコム、AI利益率低下リスクは株価に織り込み済みか

FilipB - stock.adobe.com

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半導体大手ブロードコム(AVGO)の業績は同セクターでもトップクラスだが、株式市場でのパフォーマンスは平均的なレベルにとどまっている。市場は、同社の成長シナリオの欠陥を正確に見抜いているのだろうか。

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ブロードコムは、大手テクノロジー企業のAIを支える高性能カスタムシリコンを開発し、企業のデータセンターを支える重要なインフラソフトウェアも提供している。過去1年で同社株は+35%のリターンを上げ、S&P 500を上回ったことから、市場は有力企業として評価しているように見える。

しかし、競争環境をより詳しく見ると、大きな乖離が浮かび上がる。ブロードコムの収益性は同業他社の中で最上位に位置する一方、株価パフォーマンスと成長率は明確に平均圏にとどまっている。市場は、同社の高い利益率でも乗り越えられないリスクを正しく指摘しているのか。それとも、業績がまだファンダメンタルズに追いついていないだけなだろうか。

ブロードコムは実際、競合他社と比べてどうなのか

同業他社と比較すると、ブロードコムの事業運営力は際立っている。同社の営業利益率は比較対象の中で2番目に高く、64%のエヌビディアに次ぐ水準だ。売上高を利益に転換する効率は極めて高い。それでも、市場の反応は熱狂的とはいえない。同社株の過去1年のリターンは+35%で、6社中4位にとどまり、マーベル・テクノロジーの+186%、AMDの+176%を大きく下回っている。

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乖離は成長率と株価評価(バリュエーション)にも及ぶ。ブロードコムの売上高は過去12カ月で32%増加し、ここでも4位だった。このような中位の成長率にもかかわらず、同社株は利益の67.7倍で取引されており、これはグループ内で3番目に高い倍率である。投資家は、成長率と株価リターンが少なくとも現時点では同業他社の中で際立っているとはいえない企業に対し、プレミアムを支払っていることになる。

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