キャリア

2026.08.28 16:30

燃え尽きを招く「勤務時間外の対応」から抜け出し私生活を守る方法

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午前2時にメールに返信する、夕食の席でひっきりなしに仕事の電話に出る、休暇中にも急ぎのSlackのメッセージに対応するといったことは、仕事に全力で取り組んでいる証しのように感じられるかもしれない。ソフトウェアのオンラインプラットフォームSoftware Finder(ソフトウェア・ファインダー)が米国の従業員1006人を対象に行った最近の調査では、71%が通常の勤務時間外にも連絡がつく状態でいることへのプレッシャーを感じていることがわかった。だが69%は勤務時間外でも連絡が取れる状態であることがキャリアアップの機会を有意に向上させてはいないと答えている。

大半の労働者にとってキャリア上の見返りは限定的なようだ。勤務時間外の対応が昇進に直接つながったと答えた人はわずか8%で、昇給やボーナスにつながったとする人も12%にすぎない。それでも半数近くは仕事とプライベートをはっきり分けることでキャリアに悪影響が及ぶのではないかと心配している。一方、平均的な労働者は、勤務時間外に仕事関連の連絡を確認することに毎週1.7時間を費やしている。これは年換算で2週間以上の労働時間に相当する。

迅速に対応することで上司から一層信頼されるようになったり、経営層の目に留まりやすくなったりする場合もある。だが常に連絡が取れる状態であることがワークライフバランスを損ね、かつ有意義なキャリアアップにつながらないのであれば、「常時対応」が本当に自分のキャリアアップに役立っているのか問い直す価値がある。

「常時対応」に価値があるように思える理由

従業員が勤務時間外も連絡が取れる状態を維持し続けるのには理由がある。労働者の30%は、連絡が取れる状態であることが上司との信頼関係を強めると答え、22%は経営陣の間での認知度が高まると答えた。これらは特に迅速な対応が献身度の評価に直結する職場において確かなメリットと言える。

一部の労働者ではそうした勤務時間外の対応が実際に報われているようだ。「常に連絡が取れる」と自認する人のうち57%がそうした対応が「キャリアアップにつながった」と回答し、17%は昇進、24%は昇給やボーナスにつながったと答えた。だがこれらの低い割合から、その見返りが自動的に得られるものではないことも示している。頼りになる人と認識されることで存在感は高まるかもしれないが、それが必ずしも肩書きや報酬、より良い機会へのアクセスを変えるとは限らない。

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翻訳=溝口慈子

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