キャリア

2026.08.16 01:04

不透明な市場で解雇されない人材になる3つのステップ

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オフィスでコンピューターを囲み、プロジェクトに取り組む企業の人々。計画、リーダーシップ、または戦略。ノートパソコンを使ったチームミーティングにおけるチームワーク、多様性、イノベーション、コミュニケーション、対話

現在、経済には奇妙なズレが生じている。一方で、企業収益は急増しており、S&P 500は2026年第1四半期に前年同期比28.6%の成長を記録した。他方で、採用市場は壁に突き当たったかのように感じられる。労働統計局によると、5月の雇用者数は17万2000人増加したものの、27週間以上の長期失業者数は27.5%に達している。

個々のプロフェッショナルにとって、これら2つの現実は「収益性のパラドックス」を生み出している。企業は利益を上げているものの、新たな人員を採用するのではなく、既存の人材に負担を強いることでその利益を温存している。このような環境では、仕事をうまくこなすだけでは、昇進はおろか、雇用の安定すら確保できなくなっている。

この市場で生き残るためには、企業の「コストセンター(コスト部門)」から「利益の推進役」へとシフトしなければならない。このマインドセットこそがキャリアの防衛策(キャリア・モート)を築く中核であり、リーダー層に対して自身の価値をアピールする方法を根本的に変える必要がある。

マネージャーと戦略的リーダーの違い

高成長市場では、マネージャーはチームの拡大に伴う新たなタスクを管理し、業務量をさばくことで評価される。しかし、市場が縮小している局面では、経営陣はビジネスの仕組み(数字)と、現在行っている業務の本質を理解している人材を求める。端的に言えば、マネージャーが「アウトプット(成果物)」に焦点を当てるのに対し、戦略的リーダーは「アウトカム(成果・結果)」に焦点を当てる。

キャリアの中だるみで立ち往生しているなら、それはまだマネージャーとしてのコミュニケーションしか取れていないからかもしれない。上司に対して、自分が何をしたかばかりを伝え、その行動がどのようにして会社の利益率を守ることに貢献したかを伝えていないのだ。シニアレベルに昇進するためには、自らの語り口(ナラティブ)を「活動」から「収益性」へと転換しなければならない。

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自身の存在感を評価する:状況を好転させているか?

多くのプロフェッショナルは、企業の組織再編の局面において、自身の存在感を示すことができない。この時期に仕事の中に隠れてしまうことは、犯しがちな最大の過ちだ。次の人員削減の波をやり過ごそうと、ただ頭を下げて黙々と働き、目立たないようにしているだけでは、単なる「作業者」で終わってしまう。しかし、自身の仕事の価値を可視化することこそが、コストではなく「投資」として見なされる唯一の方法なのだ。

直近5回の進捗報告を振り返ってみてほしい。以下の点について言及していただろうか。

  • プロセスの効率化によって削減できた時間
  • 顧客維持によって守られた売上
  • ベンダーとの交渉改善によって回避できたコスト

もし進捗報告が「会議に出席した」「メールを送信した」といった内容ばかりであれば、予算を握る権限を持つ人たちにとって、あなたの存在は目に入っていないのも同然だ。

収益性シフトを実践するための手引書

企業がコスト削減の姿勢を強めている時期に、シニアロール(上級役職)への昇進を狙うなら、次の3ステップの手引書を活用してほしい。

ステップ1:カレンダーを精査し、レバレッジの高い業務に集中する

シニアリーダーは、進捗確認の会議に週40時間を費やす代わりに、重要でインパクトのある深い業務のために時間を確保する。会議が売上や顧客維持、あるいは戦略的リスクに直接関係していないのであれば、権限を委譲するか、参加を辞退することも検討すべきだ。その代わりに、企業の業績を実際に向上させるような、レバレッジの高い活動にエネルギーを注ぐ必要がある。

ステップ2:成果を「ビジネスの数字」で言い換える

抽象的な表現を使うのはやめよう。

例えば、「チームの士気を向上させた」と言う代わりに、「新しいプロジェクト管理ワークフローを導入し、作業時間をX%削減した。これにより、人員を増やすことなく、業務量のX%増加に対応できる体制を整えた」と言い換えるのだ。

この報告が、一般企業が直面している厳しい現実にいかに直接応えているかを見てほしい。CEOの言葉で語ることは、自らが経営層の仲間入りをする準備ができていることの証明になる。

ステップ3:CEOのように収益を守る

企業が燃料費の高騰や関税の影響といったプレッシャーに直面したとき、経営陣が求めるのは「隠れた資金」を見つけ出せるリーダーだ。重複しているソフトウェアのサブスクリプションを特定したり、より効率的な配送方法を見つけたりする人物になろう。企業にコスト削減をもたらすとき、単なる一従業員ではなく、収益性を高めるためのビジネスパートナーになれるのだ。

シニアリーダーシップとは、勤続年数や努力に対する見返りではなく、ビジネスに与えたインパクトへの評価だと考えるべきだ。先行きが不透明な市場において、最も解雇されにくいのは、企業がどのように利益を上げ、それを維持しているかを理解している人物である。

2026年にキャリアを急速に進展させたいなら、リーダーシップを発揮する許可を待つのではなく、自分自身の職務におけるCEOのように振る舞い始めることだ。自らのインパクトを記録し、利益を守り、前進し続けよう。あなたならできるはずだ。

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forbes.com 原文

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