CEOs

2026.08.16 00:14

意欲的な創業者が2026年を成功させるために必要な「ある人材」

Adobe Stock

Adobe Stock

意欲的な創業者が2026年を成功させるために必要な「ある人材」

ビジネスにはそれぞれの時代を象徴する採用ポジションがある。1990年代は営業責任者、2000年代はCOO(最高執行責任者)、2010年代はグロース責任者だった。

よくある間違いは、2018年式のゼネラルマネージャー(GM)を採用し、2026年式のビジネスを運営させようとすることだ。肩書は同じでも、職務の中身は変わっている。仕事内容も、使うツールも、求められる人物像も違うのだ。

これを理解している創業者は、AIの力を借りて、2、3人で15人分の仕事をこなすような、無駄のない利益率の高い企業を築いている。理解していない創業者は、いまだに人員を増やすことでスケールしようとしている。

従来型のゼネラルマネージャーではもう足りない

かつてのゼネラルマネージャーは「人」を管理する存在だった。チームを率い、業務を軌道に乗せ、人事を扱い、週に一度創業者に報告する。仕事は対人的で手続き的だった。ビジネスが「反復可能なタスクをこなす人間の集合」であった時代には、それで機能した。チームが大きくなり、複雑さが増しても、GMは列車を定刻通り走らせ続けた。

だが、そのモデルは崩壊しつつある。反復可能なタスクは今や自動化されているか、間もなくそうなる。各人が3人分の仕事をこなすAIを使えるため、チームはより小さくなった。複雑さはシステムやプロンプト、ワークフローへと移動し、旧来の組織図に名を連ねる誰もそれを管理する術を知らない。こうした環境では、伝統的なGMは創業者にとって最大の問題となりかねない。

2026年型オペレーターの決定的な違い

2026年型のオペレーターは、人間とAIエージェントの両方を管理する。彼らは、自らの管理下で会社を運営するためのシステムを構築する。マーケティングエージェント、オペレーションエージェント、セールスエージェント、コンテンツエージェント。それぞれが自社ブランドのトーン&マナー、基準、仕事のやり方を学習している。オペレーターはそれらすべてを統括し、創業者に対して、システム全体をつなぐ単一の窓口として機能する。

彼らはまた、創業者に膨大な資料を読ませることなく、最新情報を届けてくれる存在でもある。ツールは毎月進化している。新しいモデル、新しい連携機能、新しい仕事のやり方が現れる。従来型のGMであれば、その都度創業者に判断を仰いだだろう。しかし新しいオペレーターは自ら判断してツールを入れ替え、「作業が20%速くなりました」と事後報告する。創業者が目にするのは結果だけであり、その裏の調査プロセスを見る必要はない。これこそが、世間で話題の「AIエージェント層」であり、それを動かし続けることを職務とする人物によって運営されるものだ。

5年前には重要でなかったスキル

2026年型のオペレーターには、かつてのGMには不要だった3つのスキルが求められる。第1に、AIリテラシーだ。彼らは、かつてのオペレーターが標準作業手順書(SOP)を作成したようにプロンプトを作成する。それを改良し、バージョン管理を行う。かつてのオペレーターがNotionのWikiを構築したように、プロンプトのライブラリを構築するのだ。

第2に、AIを組み込んだシステム思考だ。彼らは業務プロセスに目を向け、人間が行うステップ、AIエージェントが行うステップ、そしてその間の引き継ぎ作業を見極める。人間が関わる部分だけでなく、フロー全体を設計するのだ。第3に、絶え間ない変化を許容する姿勢である。前四半期に使っていたツールキットは、次の四半期には使われていないかもしれない。これにパニックを起こすようなオペレーターは不適格だ。変化を面白いと感じる人物こそ、手放してはならない人材である。

この採用によって創業者が得られる自由

従来型のGMを雇うことで、チームの管理から解放され、時間を確保することができた。一方、新たなオペレーターを雇えば、チームだけでなくシステムからも解放され、さらに多くの時間を取り戻すことができる。ツールの管理や自動化の構築、自社のビジネスにAIをどう適応させるかといった試行錯誤に費やされていた時間は、すべてオペレーターが引き受けてくれる。創業者は、自ら学習曲線を経ることなく、成果だけを手にすることができる。

そうして生まれた時間は、そもそも会社を成長させる原動力となった業務へと還元される。ブランドの構築、顧客のいる場所への進出、成約につながる会議への出席、ビジネスを複利的に成長させる作品群の創造などだ。これこそが、多くの創業者が次のステージに進めない原因である。彼らの一週間は、自分自身が直接行う必要のない業務で埋め尽くされているのだ。

求めるべき人物像

オペレーション能力に長け、かつAIネイティブである人材を探すべきだ。大半の候補者は、どちらか一方に偏っている。オペレーション重視の候補者は、代理店やコンサルティング会社、成長企業のオペレーター出身であることが多く、AIの進化に追いついていない。一方でAIネイティブな候補者は、プロダクト、技術、またはコンテンツのバックグラウンドを持っているが、本格的なオペレーションの実務経験が不足している。

この両方を兼ね備えた人物こそが「ユニコーン(極めて稀な有能な人材)」だ。彼らは極めて稀少で、市場での需要も高く、通常は公開の求人市場には出てこない。求人広告だけで彼らを見つけることはほぼ不可能になっているため、現在、創業者たちはこのプロフィールに合致する人材を発掘し、マッチングしてくれるサービスを利用している。この採用はあまりに重要で専門性が高いため、かつて事務アシスタントを採用したときと同じプロセスで済ませるわけにはいかない。

今すぐオペレーターを採用すべき理由:先延ばしの代償は大きい

この採用を1四半期遅らせるごとに、その代償はあなた自身の労働時間として支払われることになる。業務が消えてなくなることはない。蓄積していく一方だ。ツールはより複雑になり、競合他社は動き続ける。そして、あなたの週末は削られ続ける。これらの業務を自ら行うことで生じる複利的なコストは、それをより高いレベルでこなしてくれる人物に支払う給与よりも、はるかに高額になる。

職務を適切に定義し、新しい業務形態に適した人物を見つけ、ビジネスのオペレーション層を任せよう。2026年以降に持続可能な規模拡大を実現する企業には、必ずこの人材がいる。彼らなしでスケールしようとする企業は、創業者の時間、創業者のエネルギー、そして創業者の燃え尽きに依存し続けることになる。決断のときだ、創業者よ。

時間を取り戻したい創業者のための、無料のプレイブックをこちらから入手してほしい。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事