思考のパートナーとしてのChatGPT
ChatGPTを選んだ人でライティング用途に言及した人はほとんどいなかった。約10%が選び、Lovableと並び、Claudeに次ぐ位置につけた。創業者のポジショニングを手がけるアビレシュ・Jは、購買心理に関する未熟な考えを整理するための「探求のパートナー」として使っている。「最大の価値は、より良い答えを得ることではなく、より良い問いを立てられるようになることでした」。彼はほとんどの対話を、問題を見る新たな視点を得て終える。誰でも20秒でドラフトを生成できる。だが、決断を下す前にツールを使って意思決定を精査する人は極めて少ない。
ビジネス自動化のスペシャリストであるジュネイド・アフメドは、ワークフローのマッピングや意思決定のストレステストに使っている。ミュージシャンのメンターを務めるサラ・デニスは、注意散漫な脳の持ち主なら共感するであろう回答をした。彼女は複数のプロジェクトを同時に進めており、中断されるたびに現在地の要約を求め、そこから作業の糸を即座に拾い直す。作業中に自分の位置を見失うことは、気が散りやすい創業者が1日の中で生じる隠れたコストだ。この習慣はそれを取り除いてくれる。
見つからなかったソフトウェアを自分で作る
かつてはエンジニアリングチームに要件定義していたようなソフトウェアが、今や週末で作れる。約10%がLovableを選び、ビーニッシュ・サイードはこれを使って、ロンドンの高級クリニック検索サービス「Capucine」を48時間、1行もコードを書かずにリリースした。「私はキャリアの大半を、エンジニアに作ってもらうためのアイデアを要件化することに費やしてきました。今では、コンセプトから実際のプロダクトまでの距離が週末になったのです」。彼女はLovableが女性向けに開催した短期間の集中開発イベントの約3000人の応募者から選出された。アイデアを持つことと、それを実際に支払ってくれる顧客に対して試すことのギャップは崩壊した。
あるPRメンバーシップには今、創業者自身が作ったアプリがある。ジェナ・ファーマーは、メンバーがメディアピッチや見出しを自分で作成できる仕組みを提供した。ローンチによって新規メンバーから2000ポンド(約43万円)の売上を得た。彼女はさらに同じツールを使い、自閉症の息子のためのカスタム時間割とタイマーを作り、生活が格段に楽になっていると語る。ダニエル・ロートンは、クライアントのオンボーディングとアカウント管理に使うクライアントポータルを自作した。今支払っているソフトウェアを見渡して、どの部分なら自分で違うふうに設計できるかを問うてみるといい。
1日を通して話しかけて進める
文章を口に出せば、AIがタイプしてくれる。テクノロジー・リーダーシップアドバイザーのブレンダン・エリスをはじめ、複数の創業者がWispr Flowを選んだ。彼はこれを「頭の中の考えを正確にページに落とす最良の方法」と呼ぶ。AIネイティブのグロースマーケターであるアモガ・ダルヴィは、これなしでは何もできないと言う。かつて口述筆記はタイピングが不可能なときの手段だった。今はタイピングより速く、他のAIツールが利用できるテキストを生み出す。


