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2026.08.15 01:11

若い頃に知っておきたかった「バケットリスト」の真実

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「バケットリスト(死ぬまでにしたいことリスト)」という言葉は非常によく使われるため、今や陳腐な表現になりつつある。あなたはこれまでに何度、この言葉を口にし、あるいは耳にしたことがあるだろうか。私たちはバケットリストを、人が人生の終わりを迎える前に達成したい、あるいは経験したいと願う目標や夢、経験を個人的にまとめたものだと考えている。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した2007年の映画『最高の人生の見つけ方』(原題:The Bucket List)を覚えておられる方もいるかもしれない。ニコルソン演じるエドワード・コールは、余命6カ月と宣告された大富豪だ。フリーマン演じるカーター・チェンバースは、同じく余命6カ月の家族思いの自動車整備士である。カーターは死ぬまでにしたいことの「バケットリスト」を書き出し、エドワードがその費用を自腹で調達することになる。2人は、スカイダイビング、レーシングカーの運転、バイクの運転、ピラミッド見学などを含む冒険の旅に出発する。

最終的にこの映画は、冒険の本質が単にリストの項目を消化していくことではなく、喜びや心の平穏、そして愛を見つけることにあるのだと私たちに気づかせてくれる。病院で出会ったこの2人の患者が固い絆で結ばれるという前提は非現実的に思えるかもしれないが、メッセージは伝わってくる。望む経験をするのを、手遅れになるまで先延ばしにしてはならない。

人生の季節――タイムバケット

人生は季節に満ちている。「学ぶ(教育)」、「稼ぐ(仕事)」、「還元する(退職)」は、人生の各段階を表現する際によく使われる表現だ。「人生の季節」――春、夏、秋、冬――もまた、個人の成長、懸命な努力、報酬や評価の獲得、そして知恵の収穫という、人間の発達における自然な段階を表す比喩表現である。これらの段階は、人生の転機を組み立て、変化の必要性を理解し、課題に対処するのに役立つ。若年期から退職期に至るまでのこれらの季節には、それぞれ意味があるのだ。

書籍『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎるお金の使い方のルール』(原題:Die with Zero: Getting All You Can from Your Money and Your Life)の著者であるビル・パーキンスは、経験への投資を強く推奨しており、それは早ければ早いほど良いと説いている。「人は思い出を糧に引退生活を送るのだと気づいた」とパーキンスは語る。彼は読者に対し、「お金を稼ぐことの本来の目的は、自分の人生を形作る経験にそれを使うことだ」と思い出させてくれる。

パーキンスは、人生を個々の季節として捉え、「タイムバケット(時間のバケツ)」を作成すべきだという意見に同意している。人生の終わりに経験したいことのリストを作るのではなく、リストを作成した上で、人生のどの時点でそれらの経験をしたいかを決めるのだ。私が若い頃に、このタイムバケットという考え方を知っていればよかったと思う。

彼の著書には、25歳から80歳までのタイムラインの図が掲載されている。彼はそれぞれの段階を、成人前期(25〜30歳、40〜45歳)、成人期(46〜50歳、51〜55歳)、そして老年期(75歳以上)と定義している。それぞれの「バケット」の中に、将来を見据えて、その年齢で経験したいことをリストアップしていく。パーキンスによれば、「タイムバケットは主体的であり、人生を計画することを可能にする。一方で、バケットリストは、突然始まる時間との戦いにおいて、はるかに受動的な取り組みにすぎない」という。私たちに与えられたものは時間だけであり、その時間がいつ終わるかは誰にも分からない。タイムバケットは、人生のあらゆる段階において、私たちが何を達成し、何を経験したいのかを思い出させてくれる。

「少ない方が豊か」になり得る――逆バケットリスト

バケットリストのもう一つの見方を提示するのは、幸福の科学を専門とするハーバード大学教授で著述家のアーサー・ブルックスだ。彼は、私たちはしばしば、人生を向上させる方法は何かを加えることだと考えがちだと指摘する。例えば、ヨーロッパ旅行に行けばもっと幸せになれる、人間関係がもっと良くなれば、あるいはもっとお金を稼げれば幸せになれる、といった具合だ。これは心理学者が「快楽のトレッドミル」と呼ぶ現象の一例である。私たちは大きな昇進や華やかな休暇を夢見るかもしれないが、それを手に入れた瞬間に、リストにある次の大きな目標を求め始めてしまう。

ブルックスは、人生に何かを加えるのではなく、引き算をすることを含む「逆バケットリスト」について説明している。ブルックスの提案は、私たちの人生に当てはまるかもしれない。私たちが不満を感じたり、時間の短さに恐怖を覚えたりするとき、「私たちは無意識のうちに、より多くのお金、より多くの権力、より多くの称賛など、より多くのものを求めようとする。しかし、その心のうずきが消えることは滅多にない、あるいはないに等しい。したがって、より多くのものを求めようとする代わりに、数分間立ち止まり、解決策は『より少なくすること』ではないかと自問してみてはどうだろうか。逆バケットリストを作成することは、どれほど素晴らしいバケットリストの項目を消化していくことよりも、あなたを幸福に近づけてくれるかもしれない」

私自身はそれほど多くの後悔をしておらず、家族での経験も十分に積んできたが、家族全員がもっと若かった頃に、いくつかの経験のタイミングについてもっと計画的であればよかったと思っている。例えば、なりゆきでチームスポーツの活動に追われてしまいがちだ。サヒル・ブルームの著書『The Five Types of Wealth(5つの富)』を読んだ後、私は息子たちとの時間の配分方法について考えずにはいられなかった。それは貴重な時間であり、楽しいひとときだったが、もしやり直せるなら、訪れる場所や経験について、もっと計画的なタイムバケットを作成していただろう。そして、家族との時間を奪うような活動のいくつかを、引き算したはずだ。

「思い出の配当」に投資する

ブルームは、家族や友人と過ごす時間は予測可能な減少曲線を描くと指摘している。子供時代は家族と過ごす時間が大半を占め、友人との社交時間は10代後半にピークに達した後に減少していく。

またブルームは、多くの日常の瞬間には「最後」が存在することを思い出させてくれる。だからこそ、私たちはその場に集中し、デジタル機器から離れ、小さな習慣(定期的な電話や訪問、毎年の旅行など)を作り、危機の際に駆けつけてくれる真の友人との時間を優先し、有意義な瞬間が静かに消え去ってしまう前に計画的にスケジュールを組むことで、愛する人たちとの時間を大切にすべきなのだ。

しかし、良い知らせもある。決して手遅れということはない。私たちが今この瞬間よりも多くの時間を持てる時など、ほかにあるだろうか。パーキンスが指摘するように、「経験に時間やお金を費やすとき、それはその瞬間が楽しいだけでなく、継続的な配当、すなわち『思い出の配当』をもたらしてくれるのである」

forbes.com 原文

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