ヘルスケア

2026.08.18 09:00

「長寿」関連市場が97兆円規模へ ウェルネス業界の新たな成長エンジンに

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「長寿(ロンジェビティ、健康寿命の延伸)」は、ウェルネス業界の新たなバズワードになったようだ。ウェルネスがセルフケアやバランスによって「その瞬間を心地よく過ごす」という約束を提供するのに対し、長寿はその価値提案を完全に再定義する。すなわち、「今だけでなく、より長く心地よく過ごす」ということだ。

この変化は「時間」に関わるものであり、重視される対象が目先のウェルビーイングから長期的な生物学的パフォーマンスへと移行している。ブランド各社は、今日のルーティンや習慣、製品を、より健康な未来の自分への投資として位置づける動きを強めている。そうすることで、より早い段階で消費者を獲得し、より長く彼らの関心を引きつけているのだ。

この商業的な勢いは、すでに急成長を遂げているウェルネスエコノミーの中で展開している。スイスの高級メディカルスパ・ウェルネスリゾート「Clinique La Prairie」のシモーネ・ジベルトーニCEOは最近、次のように語った。「世界のウェルネスエコノミーは6兆ドル(約956兆円)以上の規模に膨れ上がっており、その中で長寿に特化した市場は2026年までに約6100億ドル(約97兆2000億円)に達すると予測されている」

カテゴリーを横断する成長エンジンとしての長寿

長寿は、ウェルネスの捉え方、消費のされ方、そして商業化の方法を再定義し、メッセージを「アンチエイジング」や事後的なケアから、予防的なセルフケアや最適化へと移行させている。過去2年間で、多くのブランドが新たな成長を切り開く手段として長寿に目を向け、その傾向はさらに強まっている。ビューティからスポーツ、ホスピタリティに至るまで、多くのカテゴリーがこのポジショニングを取り入れており、ウェルネス業界における第2の成長の波を牽引している。

「長寿はウェルネスの一部であり、その逆ではない」と、ウェルネスホスピタリティの専門家でコンサルタントのヴァレリー・トーマスは語る。「しかし、私たちが今目にしているのは、高度に商業化されたラグジュアリーなサービスから、より基本的で利用しやすいものまで、非常に幅広いスペクトラム(多様な広がり)だ」

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