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2026.08.14 08:00

世界の石油需要を支える10大産油国 1位は米国、制裁下のロシアが2位

米テキサス州ミッドランドの石油生産。2026年3月16日撮影(Brandon Bell/Getty Images)

3位 サウジアラビア(日量960万バレル)

サウジアラビアはもはや世界最大の産油国ではないものの、依然として国際石油市場で最も影響力のある国だ。OPECとロシアなど非加盟の産油国から成る「OPECプラス」が自主減産の解除を開始した25年、サウジアラビアの石油生産量は日量約960万バレルまで増加した。

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国営石油企業サウジアラムコが保有する油田の確認埋蔵量は2600億バレル以上に上る。同社は世界最大規模で費用効率の良い油田を有している。さらに重要なのは、同国には比較的短期間で稼働させることができる余剰生産能力がある点だ。産油国の多くは最大限の石油を生産しているが、サウジアラビアには生産量を調整できる余地がある。この生産量を増減する能力により、同国は世界の原油価格に対する並外れた影響力を行使できるのだ。サウジアラビアの石油生産に関する決定は、投資家が無視できない情報だ。

2位 ロシア(日量990万バレル)

ロシアは25年、ウクライナ侵攻やそれに伴う西側の制裁、OPECプラスによる自主減産にもかかわらず、日量約990万バレルの石油を生産し、2位を維持した。同国は石油の輸出先をアジアに転換することに成功した。6月には、ロシアの石油輸出量の半分を中国が輸入し、インドも3分の1以上を占めた。

だが、ウクライナ軍の攻撃によりロシア国内の製油所の処理能力が低下し、未精製原油が輸出ターミナルへと流れている。同国の長期的な見通しは不透明だ。ロシアの老朽化した油田の維持は困難になっており、制裁により欧米の技術や資本の流入も制限されている。同国は依然として石油大国ではあるが、現在の生産水準を維持することは、今後さらに困難で割高になるかもしれない。

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1位 米国(日量1360万バレル)

米国は25年に突如首位に躍り出たわけではない。歴史上、どの国よりも多くの石油を生産してきた。米国の原油とコンデンセートの生産量は日量平均1360万バレルと過去最高を記録し、ロシアやサウジアラビアを約40%上回った。4月の生産量は日量1393万バレルに達し、月間記録を更新した。

この原動力となっているのが、南部テキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地だ。同地域は25年、日量約660万バレルを生産し、米国の石油生産量のほぼ半分を占めた。

水平掘削や水圧破砕法、私有鉱業権、活発な資本市場、そして競争の激しい油田サービス産業が、かつては恒久的に続くと思われていた米国の石油生産量の減少に歯止めをかけた。シェール革命は政府が主導したものではない。地質学者や技術者、起業家、そして資本を投じるリスクをいとわない投資家が起こしたのだ。

米国は現在、原油だけでなく、ガソリンや軽油といった石油製品の主要な輸出国でもある。これは同国の貿易上の地位を強化し、高賃金の雇用を支えている。

原油価格の変動の次の波を乗り切るには

世界の産油国の多くでは、政府や国営企業が石油生産を管理している。一方、米国やカナダでは民間企業がはるかに大きな役割を担っている。

世界の石油がどこから産出され、市場に流通させるのにどれほどの費用がかかるのかを理解している投資家は、原油価格の変動の次の波を乗り切るための備えを効率的に整えることができるだろう。

forbes.com 原文) 

翻訳・編集=安藤清香

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