学術誌『Frontiers in Psychology』に掲載された2024年の研究では、47組のカップルを対象に、行為者・パートナー相互依存モデルを用いて調査が行われた。これは、個人を孤立した存在として見るだけでなく、パートナー間の関係性の力学を考慮に入れる厳密な方法である。
研究者らは、不適応スキーマと関係満足度の低下との間に、双方のパートナーにおいて強い関連があることを見いだした。特に情緒的剥奪スキーマは、全体的に低い満足度と結びついていた。重要なのは、見捨てられスキーマが、その人自身の満足度だけでなく、パートナーの満足度も低下させることが示された点である。つまり、スキーマはそれを持つ本人だけを傷つけるのではない。関係全体へと波及していくのだ。
また、学術誌『Clinical Psychologist』に掲載された2024年の別の研究では、幼少期の情緒的虐待や不適切な扱いが、大人になってからの関係満足度と負の相関を示し、その関連が特に情緒的剥奪スキーマによって媒介されていることが明らかになった。研究者らは、幼少期に情緒的なネグレクトや一貫性のなさを経験すると、他者は自分の情緒的欲求を満たしてくれないという中核的信念が固まりやすく、その信念が大人の関係をどれほど満足できるものとして感じられるかを左右すると結論づけている。
だからこそ、2人が心から互いに尽くし、実際に努力していても、その関係がどうにも複雑に感じられることがある。どちらか一方、あるいは双方が、無意識のうちに装着しているレンズレンズを通して、その関係を見ているのかもしれない。
ここでも、研究は希望を示している。スキーマ療法や関連するアプローチは、こうした初期の信念体系を特定し、問い直し、その支配力を徐々に弱めるうえで有意義な成果を示している。そうした信念は、世界についての永続的な事実ではない。もはや当てはまらない初期環境への、学習された反応なのである。
この2つのメカニズム、すなわち自分の愛着の設計図と関係性のスキーマを理解しても、人間関係が単純になるわけではない。人は複雑であり、関係も複雑である。だが、時間とともに結びつきを深める複雑さと、新しい場面で古い痛みをただ再演するだけの複雑さとの間には、大きな違いがある。
もしあなたの関係にパターンがあるなら、そのパターンにはほぼ間違いなく心理的な根がある。そしてそれは、変えられない決定事項ではなく、変化への出発点なのだ。脚本は書き換えることができる。ただし、自分がその脚本を読んできたのだと気づいて初めて、それは可能になる。


