日本で生まれた立ち技格闘技「K-1」。運営会社のM-1スポーツメディアを率いる大木知葉は、ニューヨークの“聖地”での興行を目標に掲げ、世界戦略を推し進める。オリンピックも視野に入れた「100年続くK-1」構想とは──。インタビューの後篇をお届けする(前篇はこちら)。
世界190カ国以上に配信 K-1のグローバル化
〈2014年に旗揚げした新体制のK-1は、かつてのように地上波テレビでは放送されていない。K-1立ち上げからサイバーエージェントとタッグを組み、ABEMAでネット配信してきた。試合の配信は世界190カ国以上に広がる〉
大木 2026年4月から5月にかけて、ルーマニア、ギリシャ、オランダ、ロシア、オーストラリア、スペインで大会を開いてきました。さらに先日、インドおよびカンボジアでの新プロジェクト「K-1 FIGHTING NETWORK」の始動を発表し、K-1のグローバル展開はますます勢いを増しています。
大木 こうした世界展開を後押ししているのが、デジタル配信の普及です。格闘技は、スマートフォンやタブレット端末での視聴との親和性が非常に高く、世界中のファンにリアルタイムでコンテンツを届けることができます。
現在M-1スポーツメディアは、K-1の全世界における興行映像配信権を保有しています。K-1のさらなるをグローバル展開を推進していくためには、日本人選手の育成はもちろん、外国人選手の発掘、育成にも力を入れていきます。
2025年に魔娑斗(まさと)選手が活躍した70kg級の世界トーナメント(2025年11月15日、K-1 WORLD MAX 2025/決勝ラウンド)は、16人全員が外国人選手でした(15カ国/ブラジル人が2人参加)。今年9月、12月で行う同階級トーナメントも日本人枠は1つ。いまや日本国内で開催するほかのK-1のイベントも、出場選手の半分が外国人です。



