アライメント・ヘルスケア(Alignment Healthcare)の第2四半期純利益は、高齢者向け民間医療保険「メディケア・アドバンテージ」の医療費コストが緩和したことから、前年同期比で2倍以上の3660万ドル(約58億2000万円)に増加した。
多くの競合医療保険会社、特にメディケア・アドバンテージ事業を手がける企業と同様に、アライメントも自社の保険プラン加入者による医療費の高騰に苦しんできた。
木曜日に発表されたアライメントの第2四半期決算は、コストがなお高水準にあることを示した一方、保険料収入のうち医療費に充てられる割合を示す医療給付比率(MBR)は86%に低下した。アライメントの医療給付比率が低下したのは2四半期連続となる。
「調整後粗利益に基づく医療給付比率は86.3%となり、前年同期比で約40ベーシスポイント改善した」と同社は決算報告で述べた。
メディケア・アドバンテージプランは連邦政府と契約し、高齢者に対して従来型メディケアで利用できる保障に加え、疾病管理、処方薬給付、看護師による相談ホットラインなどの追加給付やサービスを提供する。視力、歯科、ウェルネスプログラムを提供するプランもある。
しかし、医療需要を先送りしていた患者が医師や病院に押し寄せ、保険金請求が積み上がるなか、特にメディケア・アドバンテージ事業では、複数の医療保険会社で医療損失率(メディカル・ロス・レシオ)が90%以上に上昇している。業界としては、この比率を90%未満、さらに2年足らず前の水準である80%台半ばに抑えたい考えだ。
アライメントの決算はウォール街の業績予想を上回った。
医療損失率の改善とそれに伴うコスト状況の好転により、アライメントの純利益は前年同期の1565万ドル(約24億9000万円)(1株当たり7セント)から2倍以上に増加し、3656万ドル(約58億2000万円)(同17セント)に達した。
メディケア・アドバンテージの加入者数が大幅に増加したことで、アライメントの第2四半期の総売上高は前年同期比31%以上増の13億ドル(約2070億円)に達した。同プランの第2四半期末時点の加入者数は29万4100人で、前年比31%増となった。
アライメントの会長兼最高経営責任者(CEO)であるジョン・カオは「当社の第2四半期決算は、メディケア・アドバンテージ向けに専用設計されたプラットフォームの強みを裏づけるものであり、通期目標の達成に向けて当社を力強い位置に置くものだ」と述べた。「当社は、臨床モデル、AIを活用した機能、運営インフラ全般にわたって継続してきた投資の効果を引き続き実感している。今回の財務実績は、当社が高齢者にどのように価値を提供しているかを示すものであり、より良い成果、より優れた会員体験、持続可能で収益性のある成長がすべて両立し得ることを証明している」



