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2026.08.13 15:02

AI時代のエンタープライズPC刷新──AMDが語る「技術判断」を超えた戦略

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イノベーションは、しばしば技術上の課題として語られる。しかし多くのITリーダーにとって、はるかに難しい問題は、事業を混乱させることなく新たな機能を導入することだ。組織が老朽化したデバイスを刷新し、AI PCを導入するなかで、継続性、互換性、セキュリティ、管理性は、生の性能と同じくらい不可欠になっている。

Forbesとの対話で、AMDのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントであるメガナ・パトワルダンは、リーダーたちがモダナイゼーションにどう取り組んでいるのか、混乱を最小限に抑えることがなぜ重要なのか、そして商用PC向けエンタープライズプラットフォームであるAMD PROが、AI時代に組織の競争力を高めるためにどのように設計されているのかについて、自身の見解を語った。

以下のインタビューは、明瞭さと長さのために編集されている。

変革に伴う課題

Forbes:企業のPC群をモダナイズすることについて、リーダーが抱きがちな最大の誤解は何か。

パトワルダン:それが主に技術判断だという考えだ。適切な技術を調達することは重要だが、モダナイゼーションは事業継続に関する判断である。

単なる技術購入として捉えると、検討するのはスペックシート(仕様書)だけになる。コア数はいくつ必要か。周波数はどれくらいか。AI機能はどうか。それらは重要だが、実際のコストはハードウェアだけではない。何かが中断したり問題が起きたりしたとき、この大規模なPC群をどう守るのか。チームがツールにアクセスできない場合や、セキュリティ上の隙間がある場合はどうするのか。PC群のモダナイゼーションは、まずチェンジマネジメント(変革管理)の取り組みとして扱い、次に技術的な取り組みとして扱うべきだ。

Forbes:モダナイゼーションに取り組む際、リーダーが直面する最大の課題は何か。特に、技術的なハードルではなく、運用面や組織面のハードルについて聞きたい。

パトワルダン:ほとんどのIT意思決定者は、機器の展開、プロビジョニング(初期設定して利用可能な状態にすること)、管理、保護、そして責任ある廃棄において課題に直面している。

異なるOEM(相手先ブランドによる製造メーカー)の複数世代にわたるデバイスを管理しているITリーダーは、混在環境を抱えている可能性がある。従業員に新しいデバイスを渡したとき、その従業員が世界のどこにいても、期待どおりに動作することを保証する必要がある。

まさにそこでAMD PROが役割を果たす。AMD PROは業界標準のプロトコルをサポートしており、IT部門はデバイスの稼働状態にかかわらず、プロビジョニング、トラブルシューティング、保護を行える。

Forbes:企業顧客と話す際、デバイスの仕様やシステムコストよりも、信頼性や事業継続性が話題になることはどのくらいあるのか。

パトワルダン:かなり頻繁にある。そしてそれは良いことだ。IT組織が成熟していることを示しているからだ。最近まで、購買に関する会話は仕様とベンチマークに支配されていた。それらは妥当な基準だが、パズルの1ピースにすぎない。

今日、CEOやCIOは、間違ったプロセッサを購入したかどうかを考えているのではない。むしろ、セキュリティの脆弱性を招くような形で展開していないか、ミッションクリティカルなソフトウェアとの互換性を損なっていないか、世界中に分散した従業員全体に対して大規模に管理できないものを生み出していないかを考えている。

彼らは、プラットフォームがライフサイクル全体を通じて安全で、互換性があり、管理可能であり続けるかを問うている。AMD PROは、厳格な開発・検証プロセスに支えられたプラットフォームの安定性、チップに組み込まれたセキュリティ機能、企業環境全体にわたる幅広い互換性を通じて、こうしたニーズに応えるよう構築されている。

継続性と統合が重要な理由

Forbes:多くの企業は、長年の投資によって構築された混在環境で運用している。こうした環境に適合し、さらなる複雑さを持ち込まないプラットフォームについて、ITリーダーは何を求めているのか。

パトワルダン:彼らが求めているのは、現在のツールと連携するプラットフォームだ。既存のアーキテクチャ、ワークフロー、OEMとの関係を一から置き換えたい人はいない。技術的負債を生み出すことなく、自分たちの条件でモダナイズしたいのだ。だからこそAMD PROは、独自の管理手法ではなく、オープンな業界標準に基づいて構築されている。

Forbes:組織が新しいPCプラットフォームを評価する際、そのプラットフォームが既存の管理ツール、セキュリティフレームワーク、展開プロセスとシームレスに統合されることはどれほど重要か。

パトワルダン:それは大前提だ。組織は管理ツールやセキュリティツールに投資してきたのであり、それらの投資を複雑にするのではなく、連携するプラットフォームを求めている。ITリーダーから一貫して聞くメッセージはこうだ。「シンプルにしてほしい。新しい技術は欲しいが、そのために仕事量が倍増するリスクは避けたい」。

Forbes:組織がデバイスを刷新し、AI PCを導入するなかで、イノベーションと安定性、セキュリティ、管理性をどのように両立させているのか。

パトワルダン:ITリーダーはAI PCを世代的な転換点として認識しているが、その導入には慎重に取り組んでいる。ユースケースを試験的に運用し、それぞれのAIワークロードをローカルで実行すべきか、クラウドで実行すべきか、あるいはハイブリッド環境全体で実行すべきかを、セキュリティ、レイテンシー(遅延)、ガバナンス、コストなどの要因に基づいて判断している。同時に、より広範なPC群が保護され、管理可能な状態に保たれるようにしている。

AMD Ryzen™ AI PROプロセッサは、まさにこの局面のために構築されており、組織がPC群全体で依存しているエンタープライズ管理機能とセキュリティ機能を維持しながら、より多くのAIワークロードをローカルで実行できるようにする。これによりITリーダーは、日常的なワークロード、機密性の高いワークロード、大量のワークロードをデバイス上で実行し、より負荷の高いAIタスクにはクラウドを使うという柔軟性を高められる。

信頼できるプラットフォームとは何か

Forbes:AMD PROは「ITリーダーに選ばれるプラットフォーム」と位置付けられている。この信頼を支えている主な属性は何か。

パトワルダン:予測可能性と説明責任だ。ITリーダーは、今日展開するものが、何年も先に自社環境でサポートされ、安全で、互換性を保っていることを知る必要がある。ITリーダーが自社の取締役会に、5万台のデバイスがAMD PRO上で稼働していると説明するとき、その人はプラットフォームに自らの信用を託している。

Forbes:AMD PROは、特に独自ツールに縛られたくない企業にとって、柔軟性を維持しながらPC群管理を簡素化するうえで、どのように役立つのか。

パトワルダン:出発点はオープン標準だ。独自ツールは営業資料では魅力的に見えるかもしれないが、最終的にはITリーダーが後で代償を払う依存関係を生む。

AMD PROはオープンな業界標準プロトコルに基づいて構築されており、IT部門がすでに投資してきた管理ツールと連携する。さらに、幅広いOEMパートナーを通じて提供されているため、ITチームは単一のハードウェアベンダーに縛られない。この柔軟性により、組織は大規模な簡素化を実現できる。

Forbes:今後、ITリーダーが次世代の働き方とコンピューティングに備えるうえで、最も重視するプラットフォームの属性は何か。

パトワルダン:ITリーダーがコントロールを手放すことなく、イノベーションと生産性を従業員に届けられる能力を与える属性だ。

企業向けコンピューティングの未来は、AIかセキュリティかの二者択一ではない。AIセキュリティである。組織には、エンタープライズグレードのセキュリティとシームレスな管理性を備えたAI機能を提供し、それを大規模に実現できるプラットフォームが必要だ。私たちはその基準に向けて構築を進めている。

forbes.com 原文

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