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2026.08.26 11:00

エターナルな資産を、纏う。重みまで眩しい、田中貴金属のプラチナ・ジュエリー

ジャケットの襟元で、細いチェーンが輝く。田中貴金属のプラチナ・ジュエリーだ。ラグジュアリーの価格は、ブランドの歴史やデザインの独創性がプレミアムとして押し上げていくものだが、このジュエリーの価格は、貴金属相場に連動して動く。では、その真価とは。ジュエリー&ウォッチ専門ジャーナリスト、本間恵子さんの解説を交えながら見ていきたい。


プラチナは貴金属のなかでも比重が大きく、同じデザインなら金より重い。純プラチナの比重は21.45で、金の19.32を上回る。それゆえに、細身のネックレスやブレスレットでも、身につけたときの重量感が違う。

重さは地金の量であり、地金の量は、後述するとおり価格の基準になる。加えて、この白い輝きは表面処理で作った色ではなく、地金そのものの色であることも特徴だ。よく似た色に見えるホワイトゴールドとの違いを、本間さんはこう解説する。

「金は古代から宝飾品に使われており、プラチナの歴史も古くは紀元前までさかのぼりますが、ジュエリーや時計の素材としてポピュラーになったのは近代です。火災に遭っても溶けないほど融点が高いため、バーナーのない時代は加工が難しかったのです。また、ホワイトゴールドは20世紀半ばからプラチナの代用品として活用されました。金にニッケルなどを合金して色を白っぽくしたものですが、純白のプラチナに比べるとどうしても黄色みを帯びてしまうため、ロジウムという白金族元素でメッキをかけるのが一般的ですね」(本間)

プラチナと歩む、100年超の歴史

このプラチナ・ジュエリーを手がける田中貴金属の創業は1885年。東京貴金属品製造同業組合の活動を通じ、ゴールドの品位を明示する規定を日本で初めて立案するなど、確かな品質を貫くことを金科玉条としつつ、貴金属と歩んできた。1964年の東京オリンピックの公式記念メダルも手がけるなど、国家的な記念事業を託されるだけの信頼を、半世紀以上前にすでに得ていた作り手だ。

12面カットの連なる面。写真左右ともに純プラチナ キヘイブレスレット(12面カットトリプル、約20g)465,600円(参考価格)
12面カットの連なる面。写真左右ともに純プラチナ キヘイブレスレット(12面カットトリプル、約20g)465,600円(参考価格)

独自の品質基準を通った製品には、創業当時から品質保証の「☆S(ホシエス)マーク」を刻印している。その基準の厳しさは、12面カットのブレスレットのマクロ写真に表れている。連なる面が均一に切り立ち、光の返し方まで揃う。高い精度の工作技術のたまものである。

「田中貴金属はその名に『貴金属』とあるように、プラチナやゴールドといったプレシャスメタルのオーソリティです。プラチナに関しては、純度85%から99.9%までの高品位のものだけを扱っていることにこだわりを感じます。専門性の高いブランドだけに、キヘイの美しさにもどんどん磨きがかかっています。とりわけ多面カットの加工精度は見事で、日本のものづくりならではの高度な技術力が冴え渡っています」(本間)

時を経ても、変わらない輝き

プラチナが揺るぎない価値を持ち続ける理由は二つある。ひとつは希少性だ。プラチナ・ギルド・インターナショナルによれば、プラチナの年間採掘量は金の20分の1程度。有史以来、人類が手にしたプラチナをすべて合わせても約7,000トンと、金の30分の1にとどまる。そして、もうひとつは、変色も変質もしない化学的な安定性である。

「プラチナはジュエリーの素材として知られるだけでなく、産業用途での利用拡大が期待され、堅調な需要が続いています。一方で、産出国の経済的状況から簡単に増産に転じることが難しいため、それが希少性につながっているのです。かつて私が南アフリカのプラチナ鉱山を取材した際は、地下1,000mより深い場所で採掘をしていました」(本間) 

写真の重さ約35gのキヘイネックレスには、その希少な地金が惜しみなく使われている。あわせて見てほしいのが、6面カットのコマと中折れ式の金具だ。ディテールにも、長く身につけるための機能性と美しさを備えている。

6面カットのコマと中折れ式金具(二枚刃)。純プラチナ キヘイネックレス(6面カットダブル、約35g)739,200円(参考価格)
6面カットのコマと中折れ式金具(二枚刃)。純プラチナ キヘイネックレス(6面カットダブル、約35g)739,200円(参考価格)

「プラチナの加工技術に関しては、日本はジュエリー産業の中心地であるヨーロッパより高レベルであるといえます。精度に優れた仕立ては、つけ心地のよさ、極上のフィット感にそのままつながっています」(本間)

ジュエリーであり、資産でもある

写真のコインバーは、重量を記載した純プラチナの地金そのままのペンダントトップだ。その価格は、商品ごとに定められた「販売レート」(重量に加工・デザイン代を織り込んだ、商品価格を算出するための数字)に、毎日発表される貴金属価格を掛けて決まる。固定価格の商品もあるが、相場が動けば店頭の値札も動く。値札が毎日書き換わるラグジュアリーは、多くない。

純プラチナ5gコインバー ペンダントトップ 114,240円(参考価格)、プラチナ キヘイネックレス(2面カット)118,080円(参考価格)、プラチナ キヘイリング(#18)144,000円(参考価格)
純プラチナ5gコインバー ペンダントトップ 114,240円(参考価格)、プラチナ キヘイネックレス(2面カット)118,080円(参考価格)、プラチナ キヘイリング(#18)144,000円(参考価格)

田中貴金属工業は、プラチナ地金の国際取引基準を定めるロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット(LPPM)から「公認審査会社」に任命された、世界に6社、日本では唯一の存在でもある。つまり、世界で信頼される田中貴金属のコインバーを、身に着けるジュエリーとしても販売しているのだ。

「プラチナとゴールドを手にもってみると、プラチナの方が重みを感じます。プラチナは比重が大きく、同じデザインでも重くなるのです。この心地よい重みはプラチナ・ジュエリーの大きな魅力。身につけて楽しむと同時に、素材としての価値も肌に伝わってきます。コインバーやコインのペンダントは最旬のジュエリートレンドでもありますが、その理由はファッション性だけでなく、貴金属そのものの価値にも注目が集まっているからなのです」(本間)

次の誰かに、渡せるものを選ぶ

ネイビージャケットに、ホワイトのニット。その胸元で、細いチェーンは輝きを放ちながらも品よく調和している。プラチナの白は黄色みを含まない、無彩色に近い色だ。それゆえ、ネイビー、グレー、ホワイトといったビジネスの装いの基本色と同じ抑えたトーンに、そのまま揃う。

日常で使えることと、色褪せない価値を持ち続けることは、プラチナでは矛盾しない。そして変色しないという事実は、持ち主一代の話にとどまらない。いま選んだ一本を、いつか次の誰かの首元へ。そういう持ち方のできる素材だ。

純プラチナ キヘイネックレス(6面カットダブル、約10g)234,240円(参考価格)、純プラチナ キヘイネックレス(2面カット)118,080円(参考価格)
純プラチナ キヘイネックレス(6面カットダブル、約10g)234,240円(参考価格)、純プラチナ キヘイネックレス(2面カット)118,080円(参考価格)

「ジュエリーが『身につける財産』であるという考え方は、2022年頃から急浮上してきました。当時の政情から、信頼できる動産としてのジュエリーの価値が見直されたのですが、今なおファッションとしてだけでなく、より価値のあるジュエリーが脚光を浴びるトレンドは続いています。落ちついた色調でコーディネートしやすく、知的な印象もあるプラチナは、デイリーに着用できるのがメリット。自分自身のためだけでなく、次の世代のためにプラチナ・ジュエリーを購入するという人たちも増えているようです」(本間)

田中貴金属の店頭では、多くのプラチナ製品の販売価格が、毎日の貴金属価格に合わせて変動する(*一部固定価格の商品もあり)。この価格スライド方式がプラチナに採用されたのは、1981年のことである。装いとして選んだ一本が、身につけているあいだも世界の相場と結ばれ、その日の価値を持ち続ける。これが、プラチナ・ジュエリーの真価である。

※記事中の参考価格は2026年7月の貴金属価格を参考に、プラチナ店頭小売価格9,600円/g(税込)で計算しています。

プラチナの価値やトレンドについて詳しく知る┃プラチナ・ギルド・インターナショナル
https://www.preciousplatinum.jp/

プラチナ・ジュエリー コレクションを見る┃田中貴金属
※毎日の地金相場に連動した最新のラインナップをご覧いただけます。
https://shop.ginzatanaka.co.jp/shop/secure/PT_jewelry.aspx


ほんま・けいこ◎ジュエリー&ウォッチ専門ジャーナリスト。美大で学び、ジュエリーメーカーに勤めたあと宝飾誌ファッションエディターに転身。その後フリーランスになり、ライフスタイル誌やアート誌、新聞などを中心にジュエリーと時計の記事を執筆。海外の時計宝飾イベントを取材するほか、ジュエリーセミナーの講師としても活躍する。

Promoted by プラチナ・ギルド・インターナショナル / photographs by Yozo Yoshino(Y’s C) / model Nao Yamanaka(Y’s C)/ styling by Masahiro Hiramatsu / edit by Tsuzumi Aoyama