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2026.08.12 09:12

「バイブコーディング」で毎週の時間を取り戻す 最初に作るべきものとは

Adobe Stock

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友人がパーソナルブランディングとデザインの事業を営んでいる。彼は数カ月前からバイブコーディング(vibe coding)に興味を持っていたが、始められずにいた。私たちは一緒にClaude Coworkを開き、私は彼にLinkedInのカルーセル生成ツールの構築を手引きした。クライアントが対価を払って依頼するデジタルアセットを自動生成するツールだ。彼は目の前でそれが形になっていくのを眺め、顔を上げてこう言った。「でも、これは僕がやりたい仕事なんだ」

彼が指していたのはデザイン業務のことだった。クリエイティブな仕事。彼が事業の中核として築き上げてきた仕事だ。そのカルーセルはまさにそれを象徴していた。彼は自らの「スーパーパワー」を手放したくはなかった。しかしそれ以外のこと、すなわちアウトリーチ、事務作業、繰り返しの制作タスクは、AIに任せられるのではないかと感じていた。

多くの起業家は、バイブコーディングにどう向き合えばよいかわからない。作れるものの選択肢が多すぎて、何かを完成させる前に「シャイニーオブジェクト症候群」(新しいものに目移りする症候群)に陥り、結局何も選べずに終わる。だが、そうである必要はない。もっとシンプルに決める方法がある。

バイブコーディングで何を作るべきか──起業家のための出発点

自分自身から自分を救うものを作る

あなたは、同じ種類のメールを週12回送っている起業家かもしれない。過去の案件からコピペしながら、毎回ゼロから提案書を組み立てているコンサルタントかもしれない。あるいはチームを率いていて、社内ツールがあれば済む質問への回答に週2時間費やしているかもしれない。まずはそこから始めよう。いつか販売する壮大なビジョンのプロダクトではない。今この瞬間、あなたの時間を奪っているものだ。

過去のメモを見返そう。当時は突飛に思えたアイデアのリストや、あればいいと思っていたけれど手をつける時間がなかったリストを見直そう。実現のための作業量ゆえに非現実的だった、あるいは割に合わないと思っていたことだ。目的と理想の成果をClaudeに説明し、効率化された自動処理を作らせよう。

私はClaude Coworkで、講演エージェントを探すための自動化を構築した。それは案件をリサーチし、適切な連絡先を特定し、私のGmailに直接アウトリーチメールの下書きを作成してくれた。私は一件ずつ確認し、修正し、納得したら送信すればよかった。調査はそれが行い、主導権は私が握っていた。

自分が嫌いな作業に目を向ける

この講演エージェント探しの仕組みは、時間のなかった見込み客開拓の作業を何時間分も肩代わりしてくれた。同じ原則は、手順が遅く退屈に感じられるために後回しにしているが、結果はビジネスにとって重要なあらゆることに当てはまる。求める結果はわかっているが、そこに至る過程が嫌いなら、その過程をバイブコーディングすべきだ。

まずは後ろを振り返ることから始めよう。今あなたが取り組んでいることの中で、時間の無駄だと感じるものは何か。少し面倒というレベルを超え、本当に退屈なもの。先延ばしにしているタスク、外注を考えたことのあるタスク、ある午後だけでも自分のビジネスを恨みたくなるようなタスク。それが最初のバイブコーディング・プロジェクトだ。

アウトリーチメールを書くことかもしれない。チームが繰り返し求めるコンテンツ素材の制作かもしれない。レポートのまとめ、ドキュメントの更新、あるいはあなたの入力は要するが時間まで奪うべきではない成果物の作成かもしれない。重要でないように感じられるのに、やらなければならないタスクがあるなら、それが合図だ。あなたが自分でやり続ける必要はない。自分専用のソフトウェアを作るか、退屈な作業を担う自動化を構築しよう。

チーム全員が使えるアセットを作る

バイブコーディングの活用法で最も見過ごされているものの1つが、事業全体に一貫性をもたらす社内ツールの構築だ。私はClaude CoworkでCoachvoxのブランドドキュメントを作成した。理想の顧客像、私たちのプロダクトを使ったときに顧客に感じてほしい体験、独自の言い回し、アプリとウェブサイトから直接抽出したビジュアルスタイルが盛り込まれている。1つのドキュメントに集約されていて、今ではチーム全員がそれを使っている。

それ以前は、ぶれが生じていた。チームメンバーによって事業の説明が異なり、素早く参照できる唯一の情報源がなかったため、微妙にブランドから外れた判断がなされていた。バイブコーディングはそれを午後のうちに解決した。Claude Coworkと1回対話しただけで、事業ブランドに関するすべてを網羅したHTMLページが完成した。しかもそれ自体がブランドに沿ったものだった。

チームがいるなら、物事が少しずつずれていく箇所に目を向けよう。誰かがした判断を後であなたが解きほぐさなければならないのはどこか。同じ説明を繰り返している自分に気づくのはどこか。あなたがいなくてもその問いに答えてくれるものを作ろう。あなたの時間は修正に費やされなくなる。チームは迷わなくなる。

既存アセットの価値を拡張する

あなたはおそらく、思っている以上に有用な素材を持っている。書籍、講座、メソッド、フレームワーク集、コンテンツのストック。機能しているが、ある1つの形式に留まっているものだ。バイブコーディングを使えば、既にあるものに新しい命を吹き込める。

私は自著のためにプロンプトページを作り、そこにAI版の私を配置した。読者はそこに質問し、書籍のアイデアについてコーチングを受け、受動的ではなくインタラクティブにコンテンツを探索できる。私は「Jodie AI」自体をバイブコーディングしたのではない。彼女が置かれるページをバイブコーディングしたのだ。既に作ったものを取り上げ、Claude Coworkを使って新しい体験に拡張することが求められた。

すでに手元にあるもので、もっと働けるものは何かを考えよう。Wispr FlowでClaude Coworkに話しかけ、持っているものを伝え、理想の顧客が喜ぶツールを作らせよう。その反応がどうなるかを尋ねよう。特定のコンテンツやアプリケーションが顧客にどんな気持ちをもたらすかを尋ねよう。今あるものに眠る可能性を見せてもらおう。

「これは好きだ」と言えるものから始める

バイブコーディングにはビジネス上の理由が必要だ。やりたくないことを外部に任せるという発想には、既に納得しているはずだ。そしてそれが鍵となる。バイブコーディングは、作り手が「何を守りたいのか」を明確にしているときに最も効果を発揮する。あなたの判断力、あなたのセンス、あなたの顧客理解。それこそが、他人が生成できるものとアウトプットを差別化する要素だ。

完成させたら本当にうれしくなるものから始めよう。誇りを持って共有できるアセット。顧客が絶対に気に入るとわかっているツール。ようやく自分の事業が自分のために働いてくれると感じられるようになる自動化だ。

バイブコーディングで毎週の時間を取り戻す

あなたには何年もの知識、人間関係、築き上げた評判がある。バイブコーディングは、そのすべてを想像以上のスピードでプロダクト、ツール、システムへと変えてくれる。

自分が嫌いな作業、チームを迷いから救うもの、すでに機能しているがさらに広げられるアセットを選ぼう。Claude Coworkを開き、Wispr Flowで作りたいものを話し、それを構築しよう。これを10分実践するだけで、何時間も考えるより多くのことを学べる。

AIを使ったライティングと事業運営に関する私の無料ワークショップにぜひ参加してほしい。

forbes.com 原文

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