経営・戦略

2026.08.12 13:00

AI投資で成果を出す企業は「わずか5%」、成功するウォルマートやIKEAなど8社の共通点

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バンク・オブ・アメリカ

米銀行大手のバンク・オブ・アメリカは、早くも2018年に専用の顧客サービスチャットボットを導入した企業の一つだった。Ericaは、顧客が口座を管理し、保留状態で待たされる代わりに質問への迅速な回答を得られるよう支援する。2025年には顧客とのやり取りが30億件を超え、サービスデスクへの電話件数を50%削減したとされる。これにより、同行の人間の担当者は、専門的な人の判断が求められる、より複雑または繊細な問題に時間を割けるようになった。

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IKEA

スウェーデンの家具企業であるIKEAが独自のAI顧客アシスタント「Billie」を導入したところ、寄せられる問い合わせの47%を自律的に解決できるようになった。しかし同社は、人員削減を行う代わりに、8500人の顧客サービス担当者をリモートのインテリアデザインコンサルタントとして再教育した。この新サービスを顧客に提供することで、14億ドル(約2220億円)の新規売上を生み出すことができた。

ラディソン・ホテル・グループ

ラディソンはAIを活用し、同社ホテルのデジタル広告を作成・最適化した。画像やメッセージを、言語、市場、文化的嗜好の違いに合わせて自動的に調整する仕組みである。これにより、広告素材の作成に費やす時間を50%削減すると同時に、広告由来の収益を22%増加させ、広告費に対するROIが35%向上した。

UPS

2025年の世界的な関税制度の変更、特に米国の輸入をめぐる変更により、多くの配送・物流会社は長時間の遅延を避けるため、新たなアプローチの採用を迫られた。この課題に対するUPSの対応は、通関仲介と書類作成システムにエージェント型AIを統合することだった。同社は2026年6月、手作業なしで1日以内に通関を完了する小口荷物の割合を21%から97%に引き上げたと発表した。これにより、顧客体験面で確かなメリットをもたらした。

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では、何が違ったのか

これらの成功事例に共通する要素は、驚くほどシンプルだ。AIから始めたのではなく、ビジネス上の問題から始めたのである。

ウォルマートは、数億件に及ぶ商品データポイントを改善する必要があった。ドアダッシュは、顧客サポートの負担を減らしたかった。メルカドリブレは、不正をより迅速に検知する必要があった。UPSは、通関の複雑性が急増したことに対応しなければならなかった。

いずれの場合も、AIは明確に定義された課題に適用され、その成功は収益、コスト削減、生産性、顧客満足度、またはスピードによって測定できた。

これは、多くのAI施策が価値を示すことに苦戦している現在、重要な教訓である。最も大きなリターンを得ている企業は、「どこでAIを使えるか」と問うているのではない。「AIは、どの重要なビジネス課題をよりよく解決する助けになるのか」と問うている。

ビジネスリーダーにとって、それこそが最も有用な出発点かもしれない。問題を見つけ、成功の姿を定義し、そのうえでAIがそれを解決する最適なツールかどうかを判断する。このアプローチを取れば、AI投資が価値を生み出せない95%ではなく、成功事例の側に入る可能性は大幅に高まるだろう。

forbes.com 原文

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