QuickBooksの調査によると、現在アメリカ人の約47%が副業を持っている。その理由は容易に想像できる。副業は経済的不確実性が続くなかで経済的安定を高める人気の手段だからだ。Side Hustle Nationによれば、副業をする人の80%は収入を増やすことを目的としており、The Penny Hoarderの調査では、53%の人が副業なしでは生活費を賄うのに苦労すると回答している。
課題は、すでに仕事を持ちながら副業を育て、継続することにある。1日に使える時間には限りがあり、企業でのキャリアと副業の両立は燃え尽きの原因になりかねない。フルタイム勤務と並行して副業を持続可能に育てるための3つの方法を紹介する。
顧客との境界線を明確に設定する
副業を持続可能に運営するうえで最も重要な戦略の1つは、自分の時間と顧客の期待に関する境界線を設けることだ。たとえばフリーランスの仕事をする場合、顧客と話せる時間帯について境界線を設定する必要がある。本業の勤務時間中は対応できないことを顧客に理解してもらうべきであり、理想的にはフリーランス契約書にこうした境界線を明文化しておくべきである。
細かすぎるように聞こえるかもしれないが、境界線は双方にとってプラスとなる。顧客はあなたに何を期待できるかを正確に把握でき、あなたは自分の条件のもと、自分にとって最適な時間帯にベストな仕事を提供する自由を得られる。
時間の限界と優先順位を把握する
副業と本業の両立を苦にしないタイプであっても、自分の限界は把握しておくべきだ。副業に週何時間を充てるのか、いつ取り組むのか、いつ仕事から離れるのかを決めておく必要がある。Omnisendによると、副業に費やす時間として最も一般的なのは週5〜9時間である。家族や友人、ジム、その他の生活上の予定にどれだけの時間が必要かも考慮すべきだ。これにより、副業が第2のフルタイムの仕事になってしまうのを防ぎ、他の優先事項をおろそかにせずに済む。
自分に合った副業を選ぶ
副業の選択肢は非常に多様だが、そのすべてが自分に合うわけではない。企業でのキャリアと並行して副業を育てる鍵は、副業の選択において非常に慎重になることだ。たとえば、副業に充てられる時間が週5時間しかないと判断した場合、商品の梱包や発送を手作業で行う必要があるECビジネスは、自分に合わない可能性がある。
留意すべき点をいくつか挙げる。
- 週に数時間だけで効率的にマーケティングできる副業を選ぶ。顧客を獲得するにはマーケティングが不可欠だが、毎週何時間ものマーケティングを必要とする副業は、フルタイムの仕事と並行して続けるには持続可能ではない可能性がある。
- 自分が純粋に興味を持てるものを選ぶ。情熱を持てるほど、副業を育てるために時間を使いやすくなる。
- 雇用契約書を確認し、副業が本業と利益相反にならないか確認する。
副業は追加収入を得るための戦略的な手段である。だが、すべての副業が同じように有効なわけではない。選ぶ副業の種類と、それを会社員としての仕事と並行してどう管理するかについて、慎重に見極める必要がある。副業は経済的安定を支えるものであるべきであり、自分の時間や健康、既存のキャリアを犠牲にするものであってはならない。



