マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』が、劇場公開を迎え話題を集めている。この音楽映画は、「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソンが幼少期に兄弟グループ「ジャクソン5」で台頭してから、ソロ活動で世界的な名声を得るまでの生涯を追っている。しかし、多くの観客は、彼の妹であるジャネット・ジャクソンが劇中にまったく描かれていないことに気づき、それを疑問に思っている。
アントワーン・フークアが監督を務め、ジョン・ローガンが脚本を手がけた本作では、マイケルの甥である29歳のジャファー・ジャクソン(マイケルの兄ジャーメイン・ジャクソンの息子)が主演を務める。映画にはマイケル・ジャクソンの家族が多数登場し、コールマン・ドミンゴがジョセフ・ジャクソンを、ニア・ロングがキャサリン・ジャクソンを演じ、ラトーヤ・ジャクソン役としてジェシカ・スーラが出演している。
マイケルや兄弟たちの若かりし頃も描かれており、幼少期のマイケル役をジュリアーノ・クルー・ヴァルディ、ジャーメイン・ジャクソン役をジェイデン・ハーヴィルとジャマル・R・ヘンダーソン、マーロン・ジャクソン役をジェイレン・リンドン・ハンターとトレ・ホートンがそれぞれ演じている。
マイケルの妹であるジャネットもまた、偉大なスターである。1980年代に『Good Times』や『アーノルド坊やは人気者』などのテレビ番組への出演で頭角を現し、その後、アルバム『Control』(1986年)や『Rhythm Nation 1814』(1989年)で本格的な音楽キャリアをスタートさせた。史上最も売れたアーティストの1人である彼女だが、映画『Michael/マイケル』には登場しておらず、この伝記映画から完全に姿を消している。
なぜジャネット・ジャクソンは『マイケル』に登場しないのか?
ジャネットのきょうだいの1人によると、ヒット曲「それが愛というものだから(That's the Way Love Goes)」で知られる彼女が映画から除外されたのは意図的なものだったという。
「全員が映画に出てくれればよかったのですが」と、姉のラトーヤ・ジャクソンは、ハリウッドのドルビー・シアターで行われたプレミア上映会でエンターテインメント誌『Variety』に語った。「彼女には出演の打診がありましたが、丁重に辞退しました。ですから、彼女の意思を尊重しなければなりません」
プレミア上映会では、フークア監督もジャネットの不在に言及した。「ジャネットには多大な敬意と愛情を抱いていますが、これでいいのです。彼女は(主演の)ジャファーを応援してくれていますし、重要なのはそのことです」と語った。



