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ライフスタイル

2026.08.11 17:00

AI時代、66%が「読まない本」を買っている その理由

stock.adobe.com

本はブランド・アイデンティティの一部になった

読まれる本もあれば、演出のために置かれる本もある。ときに本は、中身の洞察よりも、その本を開かなくても伝わるメッセージのほうが重要になる。Zoom会議の背景に並ぶ本棚を見たことがあるだろう。「私はたくさん本を読んでいる」という、あまり控えめとは言えないメッセージを発する場面だ。オンライン会議で仕事環境をのぞき見る人たちは、そうした知的アピールに思わず呆れて苦笑してしまうかもしれない。中には、自著だけで埋め尽くされた本棚を持ち、背表紙ではなく表紙が見えるように本を並べる著者のように、あからさまな演出もある。

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とはいえ、それがすべて偽物というわけではない。人間はもともと、物を使ってアイデンティティを表現する。そのアイデンティティが、なりたい自分に基づくものであっても同じだ。それはパーソナルブランドのアイデンティティ・システムの一部である。私たちが消費し、身の回りに置くものは、他者からどう見られるかを形づくる助けになる。本は多くの意味で、オフィスに置くことを選ぶさまざまなものと大きくは変わらない。会話のきっかけになり、言葉を発しなくても自分のブランドを表現する助けになる。

読書の力は大きいが、競合するものも多い

私たちはコンテンツの洪水に溺れている。記事、ポッドキャスト、動画、ニュースレター、投稿、通知、要約、要約の要約。その結果、ソーシャルメディアのフィードは質の低いコンテンツで埋まり、情報をより速く消費しなければならないという圧力が高まるなかで、コンテンツ過多が進んでいる。

いまでは多くの人が、ソーシャルメディアを見るときと同じように本に向き合う。つまり、ざっと読み、あちこちに飛び、ハイライトを探すのだ。学びの未来に詳しく、近刊『Outlearn to Outperform』の著者であるチャールズ・グッドはこう警告する。

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「ハイライトは最も一般的な読書習慣でありながら、最も効果の低い習慣の一つです。代わりに、自分の言葉で余白にメモを書いてください。質問でも、言い換えでも、『これはXと矛盾する』でもよいのです。言い換えているなら、あなたは何かを生み出しています。そして人は、下線を引いたことではなく、自分で生み出したことを覚えます。実質のあるメモ1つは、黄色い線で埋まった1ページに勝ります」

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