政治

2026.08.27 13:15

イランで殺された子らの人権 どこへ?──戦争の不適切にはどう「ほどがある」のか

2026年4月6日、ホワイトハウスの記者会見室で行われたイランでの戦争に関する記者会見で、銃を撃つ真似をするドナルド・トランプ大統領(写真:Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc via Getty Images)

いま、テレビでも、SNSでも、私たちは連日のように「戦争」と「停戦」のニュースに接している。しかし振り返れば、この一年余りのあいだに、イスラエル・米国とイランのあいだでは、2つの大規模な戦争が続けざまに起きている。

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第一の戦争は、2025年6月13日から24日までの、いわゆる「十二日間戦争」である。イスラエルが先制攻撃でイランの軍事・核関連施設を空爆し、米国もフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンのイラン核関連施設を攻撃した。

ユニセフ・イラン事務所は同年6月20日、開戦から6日間でイランで少なくとも73人の女性と子どもが命を落とし、6月13日にはテヘランの住宅街への一度の空爆で20人の子どもが亡くなったと発表した。OHCHR(国連人権高等弁務官事務所)のイラン独立国際事実調査団と、イラン人権状況特別報告者を務める佐藤舞氏は、6月21日時点のイラン保健・医学教育省の発表として、少なくとも400人が殺害され、うち女性と子ども54人以上、負傷者は3056人以上に上ったと報告した。複数の人権団体はさらに高い、死者865人・負傷者3396人という数字を示している。

しかし、この戦争の停戦と復興が語られているあいだに、事態はさらに悪化した。2026年2月28日、米国とイスラエルは再びイランを先制攻撃し、最高指導者ハメネイ師を殺害するなど、規模と深度において前回を上回る戦争を開始した。作戦初日の午前、イラン南部ホルモズガーン州ミナブのシャジャレ・タイエベ女子小学校が米国のミサイル攻撃を受け、授業中の児童ら168人が殺された。この一撃だけで、二度目の戦争は、最初の朝から取り返しのつかない性格を帯びた。

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停戦は約束され、破られた。2026年4月8日にはパキスタンの仲介で米・イラン間の停戦が合意され、6月17日にはイスラマバードで14項目の覚書(MoU)が調印されたが、その後も戦闘は再燃と鎮火を繰り返している。

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文=谷口真由美 編集=石井節子

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