では、ネット広告に対してどう感じているのだろうか。ネット広告に対し「邪魔に感じる」「非表示にしたい」と思ったことがある人は65.4%に達する。コンテンツの閲覧を妨げられる不快感が背景にあるようだ。一方、チラシに対して邪魔に感じたことが「ない」と答えた人は53.2%と過半数を占めた。画面を強制的に遮るネット広告に対し、紙チラシは消費者が「見るか見ないか」を主体的に選択できる点が、心理的受容性につながっているかもしれない。


とはいえ、紙チラシを邪魔と思っている人は「ゴミになるし、関係のないチラシも入っているので邪魔」「興味がないものはそのままゴミになるので、ゴミを増やさないでほしい」と配布系なら自ら取捨選択できるものの、投函系は一方的なので、そこに対して抵抗を感じている人も多い。
単なる到達数やインプレッションの追求だけでは、消費者の情報過多に対する拒絶反応を招きかねない。ネット広告の即時性やターゲティング精度を活かしつつも、デジタルでもアナログでも押しつけ感を抑える工夫が不可欠である。今後は消費者にストレスを与えず、自ら選択する余地を残した「受容性の高い情報発信」と、デジタルとアナログの特性を組み合わせたクロスメディア戦略が求められている。
出典:NEXER Group「チラシと他の広告媒体の効果に関する調査」より


