勝利を積み重ねるには「より多くを見ること」が必要
持続的なイノベーションを目指す企業は、以下のようないくつかの実践的な取り組みから始めるべきだ:
・証拠によって裏付けられていない信念を特定するための「前提条件についての検証」を定期的に実施する。
・実行のスピードだけでなく、学習のスピードを評価する。
・多様な視点を取り入れた部門横断的なイノベーションチームを構築する。
・運営予算とは別に、実験のための専用資金を確保する。
・四半期ごとの業績評価と同様の厳格な基準で、将来への備えの度合いを定期的に測定する。
・リーダーたちに対して、さまざまなスタートアップ企業や大学、顧客、および自社の業界以外の業界と、有意義な時間を過ごすよう奨励する。
企業に限らず個人としても、幅広く読書をし、多様な専門的ネットワークを築き、新しい技術を試し、自らの考えに疑問を投げかけるような視点を意識的に探求することで、同様の習慣を身につけることができる。
イノベーションとは、単に創造性を指すものではない。どんな時であれ、大事なのは洞察力・感知する力だ。成功し続けている企業は、単に発明がうまいだけではない。彼らは、状況の変化に気付くことに長けているのだ。
優れた技術や巨額の予算があることは素晴らしいことだが、それらが成功を保証するわけではない。最大の競争優位性とは、自分を含めて、誰もが当然のこととして受け入れてきた事柄を、絶えず問い直すという姿勢にある。


