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リーダーシップ

2026.08.10 10:46

リーダーが余力を失うとき、支えとなるもの

Adobe Stock

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リーダーシップにおいて、経験だけでは到底支えきれないほどの重圧を求められる時期がある。

リーダーは、自分自身の心を落ち着かせる時間もないうちに、他者を落ち着かせるよう求められる。何が起きているのかを自ら整理している最中であるにもかかわらず、周囲に安心感を与えなければならない。足元が1カ月前よりも不安定に感じられるときでも、物事を前に進め続けなければならないのだ。

外から見れば、すべてが正常に動いているように見えるかもしれない。会議は開かれ、締め切りは守られ、業務が滞ることはない。しかし、当事者の実感は以前とは異なっている。

リーダーが、自ら抱えているものを整理する精神的なゆとりを持てないとき、その代償は確実に現れる。あからさまな形ではない。静かに積み重なっていくのだ。自分自身の感情や反応をコントロールし続けるための努力、言葉を慎重に選ぶという自律、そして、自らにとっても個人的な問題である場合であっても、思慮深く対応しなければならないという責任感。

彼らはプレッシャーの外側にいるのではない。その渦中で生きているのだ。

違いは、それと同時に他者を導くことを期待されている点にある。

時間が経つにつれ、その重荷は増していく。

その間、リーダーも他の全員と同じようにその重圧を感じている。違いは、それでもなお、それを乗り越えて率いていかなければならないことだ。

周囲に支えがあることは重要である。重荷を背負うことは役割の一部かもしれない。しかし、それを1人で抱え込む必要はないのだ。

仕事は単なる仕事にとどまらない

仕事における困難な時期のすべてが、業績やパフォーマンスに起因するわけではない。プレッシャーがオフィスの外からやってくることもある。個人的な危機、コミュニティの不安定さなど、人々の私生活で起きている出来事は、仕事ときれいに切り離せるものではない。

リーダーは、これまでに指導や訓練を受けたことのないような会話を迫られることがある。不確実性や緊張、あるいは深刻とも思える状況に満ちた会話だ。答えはないかもしれない。それでも、方向性を示すことが期待されている。

このようなとき、リーダーシップとは、目標やタイムラインを追うことよりも、リーダー自身を含めた人々がどのように耐え抜いているかに焦点を当てるものとなる。そこでは、サポートが不可欠になる。

だからこそ、リーダーには他のリーダーが必要なのだ。説明されずとも、その重みを理解してくれる存在が。

リーダー同士のサポート

リーダー同士がどのように支え合うかは、彼らがチームの前に立つときの姿勢に影響を与える。

それは、会議の後に少数の信頼できるリーダーだけが残って行う「会議後の会議」で明らかになる。体裁の整った言葉ではなく、本音を語る電話の中で。単なる状況報告にとどまらず、実際に何が負担になっているのかを掘り下げる進捗確認の中で明らかになるのだ。

最も重要なサポートのいくつかは、形式張ったものには見えない。「コーチング」というラベルも貼られていない。それは、あるリーダーが別のリーダーの壁打ち相手となり、思考を言語化するのを助けるようなものだ。本質的な問いをテーブルに乗せること。誰もが感じていながら、まだ誰も口にしていないことを明文化すること。

正式な能力開発にも役割はある。共通の言語やフレームワークを構築できるからだ。しかし、リーダー同士の日々の交流こそが、判断力を研ぎ澄まし、視野を広げる場所なのだ。

重圧のかかる時期において、これらの会話は、プレッシャーが高まったときでも明晰に思考することを容易にする。

共有される責任

職場や家庭、あるいは世界においてプレッシャーが高まるとき、リーダーシップの場で起きていることが、より鮮明に見えてくる。信頼が可視化される。緊張も同様だ。いつものパターンが浮き彫りになる。誰が主体的に関わろうとし、誰が身を引き、誰が自分の分以上の重荷を背負っているのか。それはしばらくの間、気づかれないままやり過ごせるかもしれない。限界が訪れるまでは。

強固なリーダーシップチームは、困難な時期における責任は共有されるべきものであると理解している。誰か一人が抱え込むことはない。彼らは難しい問題に協力して取り組む。密室ではお互いに意見を戦わせ、決定した事項については一丸となって前進する。個人のプライドを守るためではなく、下された決断のもとに結束するのだ。

たとえそこに到達するまでに弱さをさらけ出したり、摩擦が生じたりしたとしても、すっきりとした確信を持って部屋を後にする。

リーダーが責任を共に背負うとき、チームが経験する現実は変わる。方向性はより明確に感じられる。意思決定はより揺るぎないものになる。メンバーが矛盾した指示に振り回されることもなくなる。

ほとんどのチームは、すでに十分な重荷を背負っている。明確で団結したリーダーシップは、彼らの負担をさらに一つ減らすことになる。

揺るぎない信頼

チームは、自分たちを支えてくれたリーダーを支持する。それだけだ。

リーダーが時間を取って耳を傾け、明確に意思疎通を図り、自らの過ちを認めるとき、人々はそれを覚えている。メッセージがまだ固まっていなかったり、不確実性が残っていたりしても、温かく見守ろうとする姿勢が生まれる。

信頼は、意見を聴かれ、真剣に向き合ってもらったという実績から生まれる。プレッシャーがかかる状況下で、その信頼の真価が明らかになる。チームは主体的に動き、当事者意識を持ち続ける。注意が必要な問題を提起し、懸念を曖昧にせず、直接的な質問を投げかける。彼らは、不確実であることが無関心を意味するわけではないと理解しているのだ。

逆もまた然りだ。懸念が無視されたり、説明責任が回避されたりしてきた場合、状況が困難になったからといって、忠誠心を期待することはできない。

信頼が双方向であるとき、確実性が約束できなくても、リーダーとチームは共に前進することができる。

リーダーシップにおいて、個人のキャパシティを超えるものを求められる時期は必ずある。リーダーは、困難な局面で自分自身の動揺を抱えながら、同時に他者の動揺を導かなければならない。研修などの形式的な訓練では対応しきれないような対話を重ねていくことになる。責任を誰か別の人が背負ってくれればいいのに、と思わざるを得ないような瞬間にも、自ら意思決定を迫られることになる。

そのようなときでも、サポート、意思の統一、そして信頼があれば、プレッシャーが高まる中でもリーダーシップを発揮し続けることができる。

その重みは役割に伴うものだ。しかし、1人で背負い込む必要はない。

forbes.com 原文

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