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暗号資産

2026.08.10 16:30

サイバー攻撃で車両輸送が標的に──自動車運送業界の損失が拡大

stock.adobe.com

住所と電話番号に表れる、乗っ取りの危険信号

輸送会社のネットワークが侵害されようとしている兆候、いわゆる「危険信号」を認識することも有効だ。

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「大きな危険信号は、住所や電話番号など、そういったものです」と、Ship Me My Carのプレジデント、ルーク・クライダーはウェビナーで語った。「見ればわかります。何が変わったのか、と。名前が丸ごと変わり、あらゆる情報が書き換えられ、電話番号を調べたら突然グーグルの通話サービスで取得した番号になっている。そういうものが危険信号です」。

最新技術を駆使した車両盗難が自動車輸送業者を襲う詐欺の一形態だとすれば、純粋に金銭を狙ったローテクな手口も、依然として業者に損失を与え続けている。

「ダブルブローカリング(多重仲介)」と呼ばれるこの違法行為は、以下のステップで行われる。

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・荷主やブローカーが運送業者に貨物を委託する

・受注した運送業者が、秘密裏に第三者の運送業者へ貨物を再委託する

・第三者の運送業者は、荷主やブローカーとは何の契約関係もない

・元の運送業者は実際には輸送を行っていないにもかかわらず貨物代金を受け取り、実際に車両を運んだ第三者の運送業者への支払いを拒む場合もある

ブラッドリーは、ダブルブローカリングが行われると、積み荷に掛けられた保険が無効になると指摘する。事故が起きて車両が破損しても、損害は補償されない。しかし誰かが支払わなければならないのだ。

「運送業者は、財務的にそれほど強固な企業ではないことが多く、そのミスを補填する資金を持っていない場合があります」と彼は言う。「状況次第で、最終的に負担を強いられるのは荷主かブローカーです。1台10万ドル(約1570万円)で、トラック1台に9台の車両が積まれているなら、合計で90万ドル(約1億4130万円)の請求になり得ます」。

到着1.6キロ手前まで、車両の所在書類を施錠する新機能

Super Dispatchは顧客に対し、詐欺や盗難に対抗するためのさまざまなソフトウェアツールを提供している。運送業者の身元確認を強化し、ドライバーが有効な免許を保有しているかを検証することで、情報に基づいた判断を支援する。

もう1つのツールが「Gate Pass Protection(ゲートパスプロテクション)」だ。オークションや保管ヤードで特定の車両にアクセスできるのは、認可された輸送ドライバーだけに限定するよう設計されている。

ブラッドリーの説明によれば、車両の正確な位置情報を含む機密文書は、ドライバーに送られたファイルに添付された状態でロックされる。認可されたドライバーだけがGate Passを発行され、引き取り場所の約1.6キロ以内に近づいた時点で文書のロックが解除される仕組みだ。

「これは、荷主の意図に反して機密文書が次々と第三者へ渡ってしまうのを防ぐ、小さいが確かな仕組みです」とブラッドリーは述べる。

Super DispatchのCEOに就任してから2年間で、詐欺と車両盗難が増加しているのを目の当たりにしてきたとブラッドリーは語る。おそらくそれ以前から犯罪は増加傾向にあったと彼は推測する。

なぜ車両はこれほど魅力的な標的なのか。ブラッドリーは、答えは難しくないと言う。

「車両は高価値な商品です」と彼は語る。「そして車両は日々、ますます高価になっています」。

forbes.com 原文

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