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2026.08.09 09:53

後部座席で味わうドライブは、癖になるかもしれない

Adobe Stock

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私は新車を試乗し、それについて書くことを生業とする自動車ジャーナリストである。だが最近は、「後部座席」でのドライブをもっと楽しみたいと思うようになっている。というのも、多くの人がクルマを買う理由として、後席の乗り心地、快適性、ラグジュアリー性が極めて重要になっているからだ。先日、仕事で台湾を訪れた際、メルセデス・ベンツ Sクラスに対して長年抱いてきた評価は、後部座席からさらに強まった。静かで豪華な後席でもてなされる体験は、確かに癖になるかもしれない。

しかし率直に言って、メディアが通常行う試乗プロトコルでは、空港やホテルから離れた試乗場所まで移動する際によく利用する40人乗りのバスを除けば、後部座席に乗る時間や機会はほとんどない。

そこで先日、電気自動車分野における台湾の最新の取り組みを取材するために同地を訪れた際、空港からホテルまでリムジンを予約する機会にしようと決めた。グローバルに展開し、それゆえ世界水準の品質と顧客満足度が期待できるリムジン会社を探したところ、フロリダ州マイアミに本社を置き、カリフォルニア州やニューヨーク都市圏でもサービスを提供するSAL Limo Serviceにたどり着いた。さらに戦略的なことに、このリムジンサービスは欧州とアジアでも提携会社を通じて送迎を提供している。米国サイトにアクセスして予約を済ませると、台北の空港での出迎えは、SAL Limo Serviceの台湾現地提携会社であるAmy Expressが担当することになった。

世界最高のクルマはSクラス、完璧なリムジンである

私が予約するクルマは、ひとつのブランド、ひとつのモデルしか考えられなかった。仕事柄、ポルシェ、BMW、ジャガー、フェラーリ、アウディ、マセラティなどの高級車を試乗しているが、「最高」に乗りたいと思ったとき、実質的な選択肢はひとつしかない。Top Gearのような影響力のあるメディアから、しばしば世界最高のクルマと評されるその1台こそ、メルセデス・ベンツ Sクラスである。

Sクラスでの送迎料金$295(約4万円)を同僚と分け合ったため、空港送迎としてリムジンを選ぶのはかなり手頃な選択肢になった。台北の空港では黒いスーツ姿の運転手が出迎え、到着ロビーのすぐ外で待つ黒のSクラスへとすばやく案内してくれた。台北に到着したのはちょうどラッシュアワーの真っただ中で、ダウンタウンのホテルまでの移動は通常よりやや長かったようだ。所要時間は約45分。それでも、ここしばらくで最も快適な45分だった。前席が前方にスライドされていたため足元空間は十分すぎるほどあり、内外装の清潔さも模範的だった。

Sクラスの後席が最高級である理由はすぐにわかる

私は長年にわたり、さまざまな世代のSクラスを運転してきた。そして、乗り心地、クラフトマンシップ、安全性、洗練度、そしてもちろんステータスにおいて、このセグメントのリーダーだと感じてきた。ロールス・ロイスやベントレーを下回る選択肢の中で送迎車を選ぶなら、私の知る限り、ほとんどの人がSクラスに傾く。

そして今、後部座席に座ってみると、人々がこのモデルをリムジンとして選ぶ理由は容易に理解できる。明らかな威信やステータスの要素はさておき、このクルマは乗り心地、快適性、ラグジュアリー性において比類ない水準を実際に提供している。静粛性についても、匹敵するのはレクサスくらいだ。さらに、私たちの運転手のように、急な動きやピッチングを起こすことなく、加速、車線変更、ブレーキングを滑らかにこなす方法を知っているドライバーであれば、移動は一段と心地よいものになる。

SAL Limo Serviceの台湾での提携サービスは最高クラスで、仕事ぶりは滑らかかつ効率的だった。そしてSクラスは、あらゆるリムジンを測る基準であることに変わりはない。私は少し甘やかされた気分になりながらも、すっきりした状態で到着し、午後のインタビューに臨む準備が整っていた。次の後部座席での移動が待ち遠しい。きっと、割り勘に付き合ってくれる相手も見つけられるはずだ。

forbes.com 原文

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