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経営・戦略

2026.08.09 09:43

リーダーは革新を求めるが、従業員の41%は「一度のミスでの解雇」を恐れている

Adobe Stock

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リーダーは従業員に対し、かつてないほど多くのことを求めている。新しいアイデアを出すこと。古いプロセスに挑戦すること。大胆に考えること。しかし、ハリス・ポールが実施したINTOOの最新調査によると、従業員の41%が、職場で一度ミスをしただけで解雇されるのではないかと恐れている。組織はイノベーションを推進しているものの、それを追求するために必要な心理的安全性を確保できていないのだ。

このギャップは、リーダーたちに差し迫った問いを投げかけている。職場の環境を「協力的」であると表現する従業員が、なぜ、たった一度のミスがもたらす代償に対してこれほどの恐怖を抱いているのだろうか。その答えは、ほとんどの組織が見過ごしている、イノベーションを阻む真の障壁を明らかにしている。

イノベーションは「職務要件」になった

同調査によると、イノベーションはほぼすべての職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)において標準的な期待事項になっている。かつては一部の従業員にしか求められなかったことが、今や労働者の大半に適用されているのだ。

数字は一貫した事実を物語っている。

  • 74%の従業員が、職場でイノベーションを期待されていると回答
  • 78%が、状況を改善するために定期的に新しいアイデアを提案していると回答
  • 64%が、もっと多くのことに貢献したいと回答

従業員は主体的に関わり、貢献し、自らを高めようと努力している。では、彼らが本当のリスクを冒すのを阻んでいるものは何なのだろうか。

「協力的な職場カルチャー」のパラドックス

従業員のエンゲージメントの高さを示す一方で、同調査はさらに深い不安も浮き彫りにしている。労働者が恐れている過ちは、日常的に起こり得るものばかりだ。

  • 誰かに誤った情報を伝える
  • タスクの完了を忘れる
  • タスクを誤って完了する

これらは日常的なミスにすぎないが、従業員にとってはキャリアを脅かすリスクに感じられる。その恐怖をさらに説明しにくくしているのが、当の従業員自身による職場の評価だ。直接尋ねると、大半の従業員が、自分の職場は心理的に安全であり、挑戦をサポートしてくれるカルチャーだと回答している。

  • 82%が、職場で「わからない」と認めても安全だと感じている
  • 81%が、業績向上のために新しいことを試しても安全だと感じている
  • 79%が、ミスは通常、学習の機会として扱われると回答
  • 77%が、上司は常に新しいアイデアを受け入れてくれると回答

理屈の上では、これらは自信に満ちた革新的な従業員を育むための条件が揃っている状態だ。マネージャーは耳を傾け、ミスは教訓として位置づけられ、新しいアイデアが奨励される。それにもかかわらず、恐怖は消えない。これこそがパラドックスだ。制度や方針は整っているものの、従業員は依然として納得していない。

若手社員ほど、他の世代よりもイノベーションに取り組んでいる

また、同調査では年代間での明確な違いも明らかになった。18〜44歳の従業員は、65歳以上の従業員に比べて、職場で定期的に革新的なアイデアを提案していると回答する割合が高い(81%対62%)。また、35〜44歳の従業員は、55歳以上の従業員に比べて、上司が新しいアイデアを受け入れてくれると回答する割合が高かった(83%対73%)。

この傾向は、2つのことが同時に起こっていることを示唆している。若手や中堅の従業員は、変化の激しい職場で価値を示し、自らの存在意義を保つための「キャリアの通貨」としてイノベーションを捉えているようだ。その一方で、シニア世代の従業員は自分のアイデアが歓迎されていると感じにくくなっており、組織が意図せずイノベーションを「若さ」と結びつけてしまっているのではないかという疑問が生じる。

forbes.com 原文

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