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2026.08.09 09:00

ユニツリー創業者の資産約3792億円、上海IPOで中国初の「ヒューマノイド・ビリオネア」に

Freer - stock.adobe.com

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中国のヒューマノイドロボットメーカー、ユニツリー・ロボティクス(Unitree Robotics、宇樹科技)の会長兼CEOであるワン・シンシンが、ビリオネアの仲間入りを果たした。同社は上海市場への上場準備を進めており、中国のヒューマノイドロボットブームの代名詞といえる存在になった企業に、投資家の熱意がどこまで向かうかが試されることになる。

IPOで約1464億円調達、研究開発と生産拡大へ投入

杭州に本社を置く同社の最高技術責任者(CTO)も兼ねる36歳のワンは、フォーブスの試算では、保有株式に基づき24億ドル(約3792億円)の資産を築いた。8月7日の証券取引所への届出によると、ユニツリーは新規株式公開(IPO)で4040万株を1株150.8元(約3619円)で売り出し、61億元(約1464億円)の調達を目指す。調達資金は新製品の開発とソフトウェアのアルゴリズム改良に充てる計画だと、目論見書には記されている。ユニツリーはコメントの求めに応じていない。

人が乗り込む変形ロボットGD01、最低価格が1億円超

王は中国のドローン大手DJI(大疆創新)で短期間働いたのち、2016年にユニツリーを創業した。以来、四足歩行のロボット犬やヒューマノイドロボットなど十数機種を開発し、LiDAR(ライダー。レーザー光で周囲との距離を測るセンサー)や、細かな作業をこなせる多指ロボットハンドといった部品も販売してきた。今年は、コックピットに人が搭乗できる全高3メートル超の変形ロボット「GD01」を発表し、中国のSNSを沸かせた。価格は65万ドル(約1億270万円)からだ。届出で同社は、この製品を複雑な環境に対応できるツールと位置づけている。

習近平の会合に出席、2025年1月の春節番組では舞踊を披露

同社が広く知られるようになった転機は2025年初めに訪れた。当時、王はアリババ創業者のジャック・マーやDeepSeek創業者のリャン・ウェンフォンら大物経営者とともに、中国の最高指導者・習近平との面会に招かれた。米国との激しい技術覇権争いの中、北京政府が経営者たちにイノベーションを促す場だった。同社のロボットは2025年の春節聯歓晩会(春節を祝う中国の国民的テレビ番組)で華々しくデビューし、歩き、走り、武術を演じてみせるヒューマノイドが視聴者を魅了した。

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翻訳=酒匂寛

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