共同創業者ラビノウィッツの保有株は228万株、評価額は1126億円
同社の委任状資料と役員による株式取引の届け出によると、ラビノウィッツはナテラ株を約228万株保有している。評価額は約7億1700万ドル(約1126億円)にのぼる。これとは別に、ストックオプションと権利確定が進む譲渡制限付株式ユニット(RSU)も抱えている。
委任状資料によると、ラビノウィッツは3月31日時点では、ゲノム解析企業マイオームの株式も完全希薄化ベースで約19.4%保有している。
14年間CEOを務めた工学博士、特許と論文は100件超
ラビノウィッツは、位置情報サービス技術を手がけるローサムで2000年から2003年まで最高経営責任者(CEO)を務めた。2003年から2007年までは同社の最高技術責任者(CTO)だった。ナテラでは共同創業者として2005年から2019年1月まで14年にわたりCEOを担い、その後は執行会長に就いている。
スタンフォード大学出身で、2004年から2012年までは母校で航空宇宙工学の客員教授を務めた。その後はハーバード大学遺伝学部門にも籍を置いた。バイオインフォマティクス、機械学習、遺伝子検査を対象とする研究は100件を超える特許と論文に結実した。米電気電子学会(IEEE)のスコット・ヘルト記念賞を受けたほか、創業した2社が世界経済フォーラムのテクノロジーパイオニアに選ばれている。
ナテラはラビノウィッツが率いた体制から恩恵を受けたとみられる。検査件数を飛躍的に伸ばし、年間売上高もこの10年間で数億ドル規模から23億ドル(約3611億円)へと拡大した。


