これらの国々は世界最大級の知識経済および金融経済の担い手であり、その多くがデータセンターや最先端AIの推進に数十億ドル(数千億円)規模の投資を表明している。
しかし、新たな調査によれば、それらの国の労働人口こそが自動化の影響に最もさらされているという。
世界銀行の最新報告書『World Development Report 2026』は、高所得国における仕事の14.2%が自動化に極めて適している(代替されやすい)と指摘しており、これは低・中所得国の4.5%という割合の3倍以上にあたる。
リスクの所在と影響について、詳しく見ていこう。
リスクにさらされているのはどの国か
世界銀行の公式な高所得国分類を参照することで、報告書の分析サンプルに含まれる47カ国の内訳を推測することができる。
なお、世界銀行に対し、以下のリストのうち、どの国が報告書の高所得国およびAIによる雇用リスクのサンプルデータを構成しているかについてコメントを求めているが、本稿執筆時点では回答は得られていない。
上記の報告書にはサンプルとして使用された47カ国が明示されていないが、同機関がこれまで示してきた87の高所得国分類を参照することで、最も近い目安が得られる。
西欧および北欧諸国
・アンドラ
・オーストリア
・ベルギー
・チャネル諸島
・デンマーク
・フェロー諸島
・フィンランド
・フランス
・ドイツ
・ジブラルタル
・アイスランド
・アイルランド
・マン島
・リヒテンシュタイン
・ルクセンブルク
・モナコ
・オランダ
・ノルウェー
・スウェーデン
・スイス
・英国
・サンマリノ
・マルタ
南欧および東欧
・ブルガリア
・クロアチア
・キプロス
・チェコ
・エストニア
・ギリシャ
・ハンガリー
・イタリア
・ラトビア
・リトアニア
・ポーランド
・ポルトガル
・ルーマニア
・スロバキア
・スロベニア
・ロシア連邦



