(4)アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)【任意】
ピーター・パーカーは『インフィニティ・ウォー』でサノスによって塵にされた後、『エンドゲーム』の大半は画面に登場しないため任意扱いだが、それでも彼の物語における重要な章だ。サノスとの最終決戦で復活し、その後のすべてに影響を及ぼす瞬間——トニー・スタークの犠牲——を迎える。『ファー・フロム・ホーム』はピーターが恩師の死を悼み、その遺志を継ごうともがく姿を軸に組み立てられているので、理屈の上では『エンドゲーム』を飛ばしても構わないが、観ておけば、続くスパイダーマン作品2本でのピーターの感情的な重荷が、はるかに強く胸に突き刺さってくる。
(5)スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年)【必見】
『エンドゲーム』直後から物語が始まり、本作でのピーターの心情の一部を説明してくれる。トニーの死を悼みながら普通の休暇を過ごそうとするピーター、ミステリオの欺瞞、そしてピーターの人生を粉々にする場面。そのすべてが、新作でのピーターの状況につながっている。この作品なしでは、友もなく、1人寂しく花を眺めて食事する4年間の重みは十分に伝わってこないだろう。
(6)スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年)【必見】
今回のリストで最も欠かせない作品だ。しかも実際、単純にシリーズ最高傑作でもあるので、どのみち観てほしい。『ブランド・ニュー・デイ』は『ノー・ウェイ・ホーム』のラストの直接的な続編であり、ゼンデイヤ演じるMJやジェイコブ・バタロン演じるネッド・リーズとの関係、3人が思い描いた将来、そして最終的にピーターが下すほかなかった痛ましい決断が描かれる。『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は本作を回想として振り返る。最新作には劇場が水を打ったように静まり返るシーンがいくつもあるが、この作品を観ていなければその重さは半減してしまう。これだけは絶対に飛ばさないでほしい。


