いわゆる「マグニフィセント・セブン」(アルファベット、アマゾン、アップル、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラの7社)の多くが、7月末にかけて四半期決算を発表する。先陣を切ったアルファベットとテスラの内容は気がかりで、株価の反応を見るかぎり投資家を不安にさせている。
アルファベットの手元資金は依然として潤沢だ。米国時間(以下同じ)2026年6月30日(2026年第2四半期末)時点の現金・現金同等物と短期投資の合計は2424億7000万ドル(約38兆3100億円)に達した。短期投資は前年同期の741億1000万ドル(約11兆7100億円)から1865億6000万ドル(約29兆4800億円)へと151.7%増えた。現金・現金同等物は2025年第2四半期の210億4000万ドル(約3兆3200億円)から2026年第2四半期には559億1000万ドル(約8兆8300億円)となり、165.8%増えた。数値は主にS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによる。
前四半期比で見ても伸びは驚異的だ。現金・現金同等物は第1四半期から第2四半期にかけて46.89%増え、短期投資は110.1%増えた。
さらに売上高は、前四半期の1099億ドル(約17兆3600億円)から1198億ドル(約18兆9300億円)へと9%増えた。前年同期比では24.2%増である。純利益は前四半期の625億8000万ドル(約9兆8900億円)から1121億9000万ドル(約17兆7300億円)へと79.2%増え、前年同期の282億ドル(約4兆4600億円)と比べれば297.9%の増加となった。
文句のつけようがない、と思えるだろう。ところが、である。2026年7月22日の終値は341.91ドル(約5万4000円)だった。そこへ決算発表があり、株価は7月24日の取引終了時点で318.34ドル(約5万300円)まで6.9%下落した。
投資家を不安にさせたのは、設備投資の増加と、レバードフリーキャッシュフロー(levered free cash flow。純利益から事業運営のコスト、再投資、借入金の返済など財務上の義務を差し引いて残る現金)の変化だった。



