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起業家

2026.08.07 08:43

内向的な起業家はいかにして「真にスケールする」ビジネスを構築しているのか

Adobe Stock

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多くの駆け出しの起業家にとって、クライアントワークは定番の道だ。案件を獲得し、サービスを提供し、料金を上げる。しかし、多くの創業者がこのモデルで行き詰まりを感じている。それは資金面だけでなく、精神面、そして戦略的な観点からもだ。

「スケジュールがびっしり埋まっていたとき、カレンダーの予約枠以上にこのビジネスを大きくする方法が何かあるはずだと、ずっと思っていました」と、フレグランスブランド「Orena Fragrances」の創設者であるナビラ・アミナは語る。メイクアップアーティストとしてビジネスを成功させた後、彼女は多くの人が直面する状況に行き着いた。どれほど料金を上げても、収入が自分の時間に縛られてしまうのだ。

その気づきは、より大きなトレンドを後押ししている。ギャラップによる2024年の調査レポートによると、米国の成人の10人中6人以上(62%)が「自分のボス」になりたいと答えている。しかし、自営業を目指すことが、必ずしも持続可能なキャリアモデルと一致するとは限らない。

サービス業の限界

アミナのような創業者にとって、サービスモデルはやりがいがある一方で、制約も多い。常にクライアントと接することを求められ、人に任せる余地がほとんどなく、収益が労働時間に直結するため、すぐにストレスや燃え尽き症候群につながりやすい構造となっている。

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こうしたプレッシャーは、より広範なデータにも表れている。事業オーナーの半数近くが強いストレスを訴え、3分の1以上が仕事に支障をきたすメンタルヘルスの課題を抱えていると回答している。

「常にそこにいて、ネットワークを築き、顔を出し、成果を出さなければならないというプレッシャーは、単に疲れるだけではありませんでした」とアミナは語る。「持続不可能だったのです」。多くのZ世代やミレニアル世代と同様に、彼女は自認する内向型で、常に多様な個性の人々と接することが、次第に彼女の心身に負担を与えていった。

サービス業とは異なり、プロダクト(物販)ベースのビジネスは、労働時間外でも収益を上げることができる。アミナにとって、フレグランスラインの立ち上げは、日々の労働時間によってアウトプットが制限されるモデルから、自身のスケジュールとは無関係に作品が売れるモデルへの移行を意味していた。

「プロダクトはそれ自体の命を持っています」と彼女は言う。「私がスタジオを後にしても、動きを止めません」。2024年の立ち上げ以来、Orenaは数百万ドル規模の企業へと着実に成長している。アミナ自身、いつかはそうなると確信していたが、これほど早いとは思っていなかったという。

このスケール(規模拡大)の可能性こそが、創業者が方向転換(ピボット)する理由の一つだ。初期段階での廃業率は高く、小規模ビジネスの約18〜20%が1年目に閉鎖し、約半数が5年以内に存続できなくなる。レバレッジと成長を可能にするモデルに移行することは、戦略的なリスクヘッジになり得る。

予約に頼らない需要

Orenaが初期の足がかりを得たのは、フレグランス愛好家がお気に入りの香りや「そっくりさん(デュープ)」を頻繁に共有するソーシャルメディアだった。TikTokやInstagramのユーザーは、同ブランドのオイルやボディバターが、高価なデザイナーズ香水の個性をわずかな価格で再現していると絶賛し、リピーターの強固な基盤とネット上での口コミを生み出した。

価格帯は、ボディオイルやローションが50ドル(約1万未満円)未満から、パフュームオイルが79ドル(約1万円)前後からとなっており、Orenaを「手が届くラグジュアリー」として位置づけている。これにより、はるかに高価なデザイナーズブランドの選択肢とも競合が可能になり、従来のフレグランス購入層を超えて市場を広げている。

「時間とお金をいつまでも切り売りしたくはありませんでした」とアミナは語る。「プロダクトを作ることで、自分自身を超えた価値を持つ何かを構築することができました」。彼女は、その過程で得た幾つかの重要な学びを共有してくれた。

  • ビジネスモデルにおいて、性格がいかに重要であるかを過小評価してはならない。
    クライアントと直接関わる仕事は、常に社交的なエネルギーを求められる。一方、プロダクトビジネスであれば、創業者(特に内向型の人)は常に「オン」の状態でいなくてもビジネスを構築できる。
  • それ自体が語りかけてくれるようなプロダクトを作ること。
    プロダクトそのものが強力であれば、創業者がブランドの顔になったり、主要なマーケティングの原動力になったりする必要はない。
  • 長期的に何を求めているのか、自分に正直になること。
    ラグジュアリーな暮らし、マイホームの所有、経済的自立にはレバレッジが必要だ。時間を切り売りして資金を得るビジネスモデルでは、時間の経過とともにそれを実現するのが難しくなる。
  • メンタルヘルスを支えてくれるビジネスモデルを選ぶこと。
    持続可能な成功とは、単に収益を上げることだけではない。期待される自分ではなく、本来の自分に合った会社を築くことなのだ。

若い創業者が知っておくべきこと

サービス業からプロダクトビジネスへの転身を考えている創業者にとって、この移行は、所有権、レバレッジ、そして個人のウェルビーイング(幸福)に対する考え方を根本から変えるものとなる。

アミナのアドバイスは実践的だ。早期にテストを行い、プロダクトラインにおけるキャッシュフローの現実を直視し、ビジネスの方向転換(ピボット)がもたらす精神的な重みを過小評価しないことだ。

「なぜそれをやるのか、理由を明確にしてください」と彼女は言う。「プロダクトビジネスの方が簡単というわけではありません。ただ、自分自身を超えて成長する機会を与えてくれるのです」

forbes.com 原文

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