ビットコインや暗号資産のトレーダーは、ビットコイン価格の新たな暴落への懸念を引き起こした、1億ドル(約158億円)規模のビットコインへの巨額ハッキング攻撃の衝撃からいまだ立ち直れずにいる。
ハードウェアウォレット「Coldcard」への攻撃が最初に報じられて以降、ビットコイン価格は反発したものの、直近の安値付近にとどまっており、トレーダーらは劇的なショックに神経を尖らせながら身構えている。
こうしたなか、イーロン・マスクがゲームチェンジャーとなる予測を発表する一方で、ビットコインの開発者らはAIツールを使用し、わずか24時間で約400のプロジェクトにわたる5000近くのセキュリティ脆弱性を発見した。
ビットコイン開発者の有志グループが共同で実施しているセキュリティ監査では、すでに状況が「極めて深刻」ことが判明しており、24時間で約400のプロジェクト全体で約5000件のセキュリティ脆弱性が特定された。
検出されたバグには、85件の「critical(極めて重大)」なバグと635件の「high-severity(深刻度:高)」のバグが含まれており、その大半はすでにプロジェクト所有者によって確認されている。
電子キャッシュプロトコル「Cashu」の匿名開発者であるCalleは、「私たちは世界中に分散した16人の体制に拡大し、24時間年中無休で作業している。ビットコインのコードベース全体で大規模なエコシステム・セキュリティ監査を実行中だ」とXに投稿した。
監査チームは、中国のAIスタートアップMoonshot AI(月之暗面)が開発したオープンウェイトAIモデル「Kimi k3」を使用している。Calleは計算処理費用として1日あたり1万ドル(約158万円)を費やしていると述べ、その費用を負担してくれたOpenSatsに感謝の意を表した。
監査メンバーの1人で、ビットコイン保険会社AnchorWatchのロブ・ハミルトンCEOは、「私たちは24時間体制で取り組んでいる」とXに投稿し、自身のチームがいくつかの「重大な問題」を発見したと付け加えた。



