SlackとGeminiにも近日対応予定
アドビはブログ投稿でこう説明した。「過去数カ月にわたり、当社はChatGPT、Claude、(マイクロソフトの)Copilotを含む主要AIチャットボットプラットフォーム全体で、アドビのツールへのアクセスを拡大してきた。Slackと(グーグルの)Geminiも近日対応予定だ」と述べた。「ChatGPT内のアドビプラグインは、当社のクリエイティブおよび生産性向上アプリの力を、1つに統合されたプラグインにまとめることで、この取り組みをさらに発展させるものだ。このプラグインは、アドビアプリ内の当社エージェントを支えるものと同じツールと機能を活用している」。
ChatGPTは約4年前にチャットボットとして公開され、現在も続くAIブームに火をつける一因となった。それ以降、運営元のOpenAIは当初の消費者向け中心の姿勢から、CodexやChatGPT Workを通じた企業向け重視のアプローチへと軸足を移している。同社は現在、10億人超のユーザーがいるとは述べておらず、「数億人」の定期利用者がいるとしている。
アドビ株は1株661ドルから一時202ドルへ、経営交代が相次ぐアドビ
アドビは、CodexやAnthropicのClaude Codeが後押しした「バイブコーディング」革命の最も目立つ被害者の1社となっている。多くの人は、この流れによってアドビの高度なソフトウェアや、ユーザー単位のライセンス事業モデルが比較的容易に複製可能になると考えた。ソフトウェア株から資金が雪崩を打って逃げる局面では、ServiceNow、Applovin、セールスフォースなどの大手も打撃を受けた。企業向けセキュリティ企業でさえ一時的に影響を受けたが、その後はおおむね回復している。
ウォール街の投資家は、アドビ株を2021年の1株661ドル(約10万円)の高値から、6月中旬には一時202ドル(約3万円)まで下落させた。この時期、最高財務責任者(CFO)のダン・ダーンは、半導体メーカーMarvellで同じCFO職に就くため退任すると発表した。その後、アドビ株は他のソフトウェア株とともに持ち直したが、3月には長年CEOを務めてきたシャンタヌ・ナラヤンが、後任が見つかり次第退任し、会長職にはとどまると述べていた。
同社はまた、競合他社が提供するものに似たフリーミアムモデルへ移行する計画も明らかにしている。
エヌビディアCEOが展望、AIは専門技能を数百万人へ開く
今回のChatGPT関連発表は、2026年4月にラスベガスで開かれたマーケティング色が濃い自社イベント「Adobe Summit」で、エヌビディアCEOジェンスン・フアンが語った内容を改めてなぞる形になった。フアンは同イベントでナラヤンと並んで登壇し、ともに移民としてやって来た少年時代を経て、やがて巨大テック企業を率いるまでになった共通の歩みを、甘い郷愁を漂わせつつ語り合った。
フアンはこのとき、AIによって近いうちに、長年の訓練と経験を積んだ専門家にしか扱えなかったレベルで、Photoshopやその他の高度なアドビツールのすべての機能を使えるようになると述べた。それにより、同ソフトウェアの力が何百万人もの新たなユーザーに開かれることになるというのが彼の見方だ。


