PCゲームプラットフォーム「Steam」で提供されている全タイトルの合計を上回るプレイヤー数を誇る、巨大なゲームプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」にとって、この1年は非常に厳しいものとなった。同社の株価は過去1年間で71%下落し、先月だけでも36%下落している。
何が起きているのか。同社は先の決算発表で、投資家に向けていくつかの説明を行っている。
「予想外の収益化不足については、収益性の高い22025年に発売されたバイラルゲームから、時間あたりの収益性が低い新規および定番のゲームコンテンツの組み合わせへと、エンゲージメントが予想以上に移行したためであると考えている」と、ロブロックスの最高財務責任者(CFO)であるナヴィーン・チョプラは述べている。
「この基礎的な構成比の変化は、当社の推薦アルゴリズムの変更によってさらに増幅された。このアルゴリズムは長期的な定着率を最適化するものであり、そのため短期的な収益化を犠牲にして、定着率の高いゲームの露出を増やしている」
つまり、人々は多くの収益を生むゲームを十分にプレイしておらず、そうではないゲームへ移行しているということだ。また、プラットフォームから完全に離れているユーザーもいる。ロブロックスは2026年後半にどう推移するか不透明だとして、通期の見通しを示さなかった。年初来で同社株は55%下落している。
ロブロックスの1日あたりのアクティブユーザー数(DAU)は2025年に1億5200万人でピークに達したが、2026年に入ってからそれが3000万人減少したことを投資家は歓迎していない。そしてこの下落は、意外なプレイヤーにとっての好機となるかもしれない。Xboxだ。
Xboxは2014年に『Minecraft(マインクラフト)』を25億ドル(約3940億円)で買収した。世界で最も人気のあるゲームの一つであり、本質的にはロブロックスの先駆けであったこのタイトルを、破格の安値で手に入れたのだ。『マインクラフト』は、4億本を売り上げた史上最も売れたビデオゲームである(『GTA 5』や『レッド・デッド・リデンプション2』といった競合作品よりも低価格ではあるが)。これはXboxにとって最大の資産の一つであり、同ブランドの新たな経営陣は、これまで以上にこの資産を活用していく方針を明確に示している。



