暮らし

2026.08.15 16:00

1.9万人のデータが証明、ブルーに感じる月曜日こそが「最強」の仕事日

stock.adobe.com

stock.adobe.com

月曜日や、その先に続く1週間の仕事を憂鬱(ゆううつ)に感じることがある人は少なくないだろう。温かく心地よいベッドから出るだけでも、月曜日はつらい。寒く、どんよりとした雨の日ならなおさらだ。その日を恐れれば恐れるほど、気分は悪くなる。だが新たなデータは、月曜日こそが1週間で最もよい日である可能性を示している。

月曜の憂鬱

筆者はこれまで米版Forbesで、「月曜の憂鬱(ブルーマンデー)」はよくある経験だと取り上げてきた。多くの場合、それは日曜日に始まる。新しい週について、やるべきことの多さや、それをどう成し遂げるかを考え始めるからだ。ある研究によると、従業員の仕事満足度は、週の終わりに比べて週の始まりに低くなる。さらに、礼を欠く言動を受けていると感じる度合いも、週の終わりより週の始まりのほうが高い。

別の研究では、月曜日の朝の気分はその日一日続くことも示されている。意識を向けたものは大きくなるからだ。不安や嫌悪感に意識を向けるほど、それは増幅し、無数の小さな傷のようにじわじわと人をむしばむ。神経科学者によれば、これは心身のつながりに基づくものだ。身体の細胞は、心の舞台裏から思考に絶えず耳を傾けている。否定的な思考を抱くと、細胞は生化学的なカクテルを放出し、憂鬱感を生み出す。そして研究は、感情状態が仕事のパフォーマンスや生産性に影響することを示している。

何十年もの間、月曜日は1週間という期間の中で、悪者扱いされ続けてきた。私たちは目覚まし時計を嫌がり、「月曜の憂鬱」を冗談にし、金曜日までの時間を数える。だが新たな生理学的データは、私たちの身体がまったく異なる物語を語っている可能性を示している。

月曜日は神経系にとって最良の日かもしれない

ヘルステクノロジー企業Welltoryの分析によれば、実は月曜日は神経系が1週間で最も回復している日である。一方、私たちが心待ちにする金曜日は、身体的な消耗が最も大きい日だという。

この分析結果は、Welltoryの神経系モニタリングアプリを利用するユーザー1万8734人から収集された1910万件の心拍変動(HRV)測定値に基づいている。研究者は2つの主要指標を調べた。すなわち、神経系がどの程度刺激され、覚醒しているかを示す「活性度(Activation)」と、蓄積した疲労を測定する「消耗度(Drain)」だ。その結果は、現代の1週間の働き方に関する固定観念を覆すものだった。

次ページ > 土曜日は刺激的だが、必ずしも回復的ではない

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事