今週、最も信頼されているハードウェアウォレットの1つが大規模かつ予想外の攻撃を受け、ビットコイン保有者は動揺している。緊急の「AIによる審判(AI reckoning)」の警告も発せられた。
この1億ドル(約157億円)規模の攻撃を受けてビットコイン価格は下落し、ビットコイン価格が27兆9000億ドル(約4390兆円)のゲームチェンジャーの瀬戸際にあるという短期的な期待は一掃された。
そして今、スペースXとテスラのビリオネアであるイーロン・マスクが、すべてを変え得る予測を示すなか、ビットコインは量子コンピューターという新たな脅威に直面している。量子コンピューターは、早ければ3年以内に暗号資産のセキュリティを揺るがしかねない。
IBMのアービンド・クリシュナ最高経営責任者(CEO)は、暗号を破る量子コンピューターの脅威について問われ、CNBCの「Mad Money」で「3、4年は猶予があると考えるべきだ。その時点になれば、私はかなり神経質になるだろう」と語った。
「それはそれほど長い時間ではない……人々はこの発言に耳を傾けるべきだ」と、「Mad Money」の司会者ジム・クレイマーは述べた。
本格的な量子コンピューターの開発が進めば、理論上はビットコインウォレットを保護するデジタル署名コードを破ることが可能になる。最近の研究では、5000億ドル(約78兆7000億円)近い価値を持つ約700万ビットコインがリスクにさらされていると示唆されている。
クリシュナは、「ビッグ・ブルー」の愛称で知られる米IT大手IBMにとって、量子コンピューティングが意味のある事業分野になるまで、投資家はそれほど長く待つ必要はないと述べた。
「2028年か2029年には、量子コンピューティングが当社の売上高と利益に測定可能な影響を及ぼすようになるだろう」とクリシュナは述べた。「2030年代の終わりまでには、これが1兆ドル(約157兆円)の価値を持つと、われわれはかなり確信している」



