量子コンピューティングがビットコインと暗号資産にもたらす脅威をめぐる懸念は2025年末から渦巻いており、2026年3月にGoogleの研究者らが、将来の量子コンピューターは従来考えられていたより少ないリソースで、ビットコインやその他のデジタル資産を保護する暗号の一部を破れる可能性があると警告する論文を発表したことで、その懸念が結晶化した。
「脆弱性を抱えるすべての暗号資産コミュニティに対し、遅滞なく(ポスト量子コンピューティング)への移行に加わるよう強く求める」と、Googleの研究者らは論文で記した。共著者にはイーサリアム財団のジャスティン・ドレイクやスタンフォード大学のダン・ボネらも名を連ねている。
研究者らは、現時点でビットコインの暗号を破ることが可能だと示したわけではないが、そのような攻撃は以前の推定よりも早く現実のものとなる可能性があると警告した。
もっとも、IBMが示した量子コンピューティングの前倒しされたタイムラインとGoogleの警告によって、耐量子暗号をめぐる議論が一気に前面に押し出される一方、多くのビットコインおよび暗号資産トレーダーは、ジム・クレイマーがビットコインから撤退したことを歓迎している。
「クレイマーが売っているなら、買い始める時だ」と、Grit Trading Academy創業者のアーチー・スペンサーはXに投稿した。
匿名の暗号資産投資家Bitcoin & Barbellsは、「クレイマーが売れと言うたびに、私は買い増す。2018年からそうしてきた。逆クレイマー指数はいまだ負けなしだ」と投稿した。これは、トレーダーはクレイマーの助言と逆の行動を取るべきだとする冗談交じりのミーム「逆クレイマー」に言及したものだ。


